＜もえさんへ＞　やっと待望のウサちゃんを家族に迎えたのに、突然の事にまだ悲さいっぱいでしょう。でも、動物を飼っていると訳の分からない死に出会うこともあるのです。私は決してもえさんの世話の仕方が悪かったとは思いません。だからご自分を責めることのない様に。その子はその子なりの運命があったのだと思ってください。いっぱい心を込めて大事にお世話しての事ですから。もし飼い方に未熟な所があったらごめんなさいね・・・とお祈りして、短い間だったけれどウチに来てくれてありがとうと、お礼をいって上げてくださいね。ウサちゃんはきっとあなたの気持ちをわかってくれますよ。生き物を飼うということは、人間より体が小さかったり寿命が短かったりするものですから、いつかは悲しいお別れが来るのですが、大事なのは一緒にいた時間がどれだけ素晴らしいものだったかだと思います。きっと亡くなったウサちゃんも、自分が家族として待たれていた事、愛情いっぱいに一生懸命お世話してくれた事分かっていますよ。だからあまり泣かないでくださいね。そして小さな命を育てることに憶病にならないで！今度はもっと精一杯長くおつき合いできる子に、巡り会えることを祈っています。
＜ちえさんへ＞　もう何十年も前の事を思い出しました。我が最愛の猫、ノン（雌）の事を。ノンも同じように、目もあかないうちに私の所へ来たのです。今のように良い物がない頃で、文房具屋さんで買ったスポイトと牛乳で育ちました。まだ手のひらに乗るくらい小さいでしょう？！誰にアドバイスももらわなかったのに、良く育ってくれたと思います。きっと生きるべくして生まれた子だったのでしょう。最初はしょっ中ミルクで疲れてしまうかも知れませんが、手のかかるのもわずかの間です。すぐに大きくなって、昨日できなかった事が今日はできる、といった様に一人前になってしまいます。だからこそ、今この時の子育てを楽しんで下さいね。（ウーン・・・これは人間の子も同じ気がする）　保温と排泄、これに神経を使えばきっと大丈夫！！　ちなみに我が愛猫ノンは、私と一緒に嫁入りし、御歳１２歳（今ならもっと長生きしますね）で老衰で亡くなりました。亡くなるときはちゃんと私の帰りを待って、私の呼びかけに一声鳴いて逝ったという、素晴らしい思い出を残してくれた子です。ノンの前にノンはなく、ノンの後にもノンはなしです。ちえさんにも素敵な出会いであることを願っていますよ。