獣医師広報板ニュース

意見交換掲示板過去発言No.0000-199905-42

マルチレス
投稿日 1999年5月7日(金)16時08分 プロキオン

5月6日のりかさんへ
柴犬の緑内障ですが、緑内障は人間の場合も「治癒した」とは言いま
せん。「頓挫した」という言い方になります。これ以上の進行を抑え
たという意味で用いているようです。すでに失明しているようですの
で視力の回復は望めません。眼球破裂が起きないように眼圧のコント
ロールを中心とした治療になると思います。

5月6日の古屋さんへ
トリコモナスによる下痢とのことですが、同じくランブル鞭毛虫にジ
アルディアがいて、これと混同されていることもあります。(ひじょ
うに紛らわしいので、私の方が間違っているかもしれませんが)
治療法はどちらも同じなので、心配はいりません。
そして、この治療法に反応が見られない場合ですが、しばしば、別に
ウイルス病が隠れていることがあります。書き込みによると、主治医
の先生もそのような場合を想定しているように受け取れます。信頼で
きる先生と考えられますので、できる限りの治療はして下さると思い
ますよ。

5月6日のponさんへ
「膿皮症」ということだと思います。
子犬の膿皮症ですが、免疫状態がしっかりとしていない子犬の場合は
難治性のこともあります。特にアカラスと混合感染している例は重症
に成りがちです。
ただし、現状では軟膏しか使用していないようなので、それほどの重
症ではないように受け取りました。アカラスのチェックや薬用シャン
プーなどを使用されていろいろなアプローチをされると良いでしょう。
主治医の先生とご相談下さい。

5月6日のきんさんへ
プレーリーの両足付けねの脱毛ですが、皮下脂肪を溜め込んでいると
このようなこともあります。病的な脱毛なのか生理的なものなのか判
断できる方に1度見てもらって下さい。
書き込みからでは、ちょっと判断しかねますので。

5月6日の浩司さんへ
インコの眼が白いとのことですが、悪い方の眼を見せたがらないので
あれば、やはり何らかの障害があると考えられます。
水晶体と角膜のどちらかに由来する場合が多いのですが、膜がかかっ
たように白いのであれば、角膜の方が疑われます。
初期であるなら、抗生物質の点眼で効果が見られると思います。

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