獣医師広報板ニュース

意見交換掲示板過去発言No.0000-199906-188

sachieさん、くまこさん、ダイアパパさん、sanadaさんへ
投稿日 1999年6月15日(火)22時53分 イブ

Re.長引く下痢

sachieさん、こんにちは。
獣医師のイブです。
sachieさんが2週間前に飲ませた虫下しは、きちんと検便をしたうえでのお薬だ
ったのでしょうか? 
虫がいるかどうかも判らないのに、下痢だといってむやみやたらと虫下しを飲ま
せるのは、とても悪いことです。下痢の上に、不用意に飲ませた薬の副作用でよ
けいに具合が悪くなっているかもしれません。
野良ネコとはいえ、長期にわたる下痢の原因を診断するにはそれ相当の検査が必
要と思われます。逆に検便で虫卵でも見つかれぱ話は簡単でしたが、虫がいない
となれば、膵臓などの内臓疾患や慢性腸炎など面倒な病気ばかりです。
最も簡単な対処法としては、下痢止め薬と食餌療法でしょう。うまくいけば一週
間ほどで回復方向に向かうでしょうが、なかには特殊な薬を飲まなければ治らな
い下痢もあります。また、腫瘍性の病気などで治らない下痢もあります。まず、
「下痢=お腹の虫」という考えは捨てましょう。


Re.ネブライザーについて教えてください

くまこさん、こんにちは。
獣医師のイブです。
このレベルの医療になってくると、ウサギちゃんの様子で判断するしかないので
はないでしょうか? いぬ、ネコでネフライザを使用している獣医師はいると思
いますが、私はまだ経験がありません。小鳥では、呼吸器感染症などで抗生剤を
噴霧して吸わせるという方法が本に書いてありました。
ウサギが人や犬などと違うのは、身体に対して胸が小さいということです。たと
えば、犬や猫は胸椎が13個ありますが、ウサギは12個です。胸が小さいとい
うことは、肺活量が少ないということで、私達は暴れるウサギを治療する場合、
呼吸困難にならないようにとても気を使います。
くららさんと同様の理由でネフライザは有効な治療法と考えますが、十分注意し
て行わなければならないでしょう。吸入時間は5分とのことですが、その程度で
あればOKではないかと思います。
よくわかりませんが、膿が鼻腔を塞いでいるならば、吸入もさることながら、吸
引はどうなのでしょうか? 単純に楽になるとおもうのですが・・・。
それから、恐る恐る薄い濃度で吸入させるより、どうせやるなら濃い目の濃度で
短時間で済ますというのもひとつの手です。 
吸入時に気分よさそうならゆっくり長めに、苦しそうなら短時間で、という具合
にあくまでも、ウサギちゃんの様子を主体に決めていくのが間違いないと思います。
加える薬ですが、私も抗生剤は入れたほうがいいと思っています。くららさん、
呼吸器専門のお友達の先生に、いい吸入薬を尋ねてみてください。


Re.避妊手術についての質問

ダイアパパさん、こんにちは。
獣医師のイブです。
私は卵巣子宮全摘派です。必要の無い物は取っておいたほうがよいと考えるから
です。
世界的に見て、現在の獣医療界では卵巣子宮全摘が主流だと思います。しかし、
なかには違う考えの先生もいますし、どちらがいいかはそれぞれ言い分がありま
す。結局信頼する先生に任せるしかありません。十分納得できるまで説明を受け
て決めるしかないでしょう。
たとえば、子宮を残した場合、子宮の病気になる可能性はまったくないのかどう
か、また、子宮を取った場合どういう弊害があるのか、などをお聞きになってみ
てはいかがでしょうか?
子宮摘出派の私としては、上記の問題は子宮摘出した場合クリアできると考えて
います。


Re.テンカンについて教えて下さい

katsuさん、こんにちは。
獣医師のイブです。
テンカンというのは、実は確定診断を下すのに結構面倒な病気で、入念な身体検査、
神経学的検査、各種血液検査、レントゲン、心電図検査など、いろいろ検査をして、
痙攣を起こす可能性のある他の疾患がすべて除外された時、最終的に真のテンカン
であると診断されるものです。
テンカンは、原因そのものは不明ですが、何かの原因で突然脳の神経が過剰興奮し、
その支配している筋や分泌腺に異常な指令が下るため痙攣やよだれなどの症状をお
こします。
テンカンであると診断されれば、これは完全治癒を目指すための治療ではなく、痙
攣発作を押さえ、今以上脳の異常が広がらないようにするために抗テンカン薬を飲
ませるのが治療です。


Re.ウンチに血が混じっています

バルパパさん、こんにちは。
ウンチの上に付着している血液は、肛門付近の腸粘膜から出ている血液です。これ
は、長い間下痢をしていたり軟便が続いていたりしたために腸粘膜がただれて血が
出てくるようになってしまったのです。
血を心配するより先に、まず持続的軟便をなんとかしましょう。軟便がおさまれ
ば、血は自然と出なくなります。検便はかならずしてください。下痢止め、食餌
療法など、動物病院へ行き獣医さんに相談してください。


Re.猫の爪切りについて(追加)

sanadaさん、こんにちは。
獣医師のイブです。
猫はとっても小さいうちから爪を切っても大丈夫です。
私は、生後一週間くらいの子猫でも爪を切ります。そのさい、爪をよく見て血管の
入っている部分まで切らないように注意してください。




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