獣医師広報板ニュース

意見交換掲示板過去発言No.0000-199908-363

マルチレス 8題
投稿日 1999年8月31日(火)15時38分 プロキオン

8月30日の山田さんへ
ディスカスが餌を食べなくなるとのことですが、これは
実際のところが分かる人に見て貰って下さい。本を読ん
でこれだと判断しても危ないと思いますよ。まして独断
で薬を使用するとなるとその責任は誰もとれません。
ディスカスは熱帯魚の女王です。むずかしい魚です。飼
育経験の豊富な方か熱帯魚店に早いうちに見て貰った方
が得策です。

8月30日のなっちゃんへ
「リンパ腫」との診断だそうですが、白血病の中の1つ
の形態としてのリンパ腫という理解でよろしいのですよ
ね?
年齢が記載されてありませんが、ウイルスの潜伏期を経
ての発病ということであれば、私は迷っているときでは
ないと考えます。治療の開始が早い程「緩解」への導入
もスムースだと思います。ごく初期であれば、相当な期
間発病を先に延ばせたと思います。
病気が進行してしまっているのであれば、「何もしない」
という選択枝もあるかと思いますが、その場合は飼い主
さんが後で決して後悔しないという覚悟も必要です。
私は治療を勧めますが、この意見に捕らわれる必要はあり
ません。ご自身でお決めください。

8月30日のCOCOさんへ
9歳の文鳥ですか、確かにあまりいじり回したくないです
ね。3回、トリコモナスが検出されなかったそうですが、
これ自体は陰性を意味しませんが、他の要因も検討された
方が良いかもしれません。
食べないというと小鳥の世界では「素嚢炎」になってしま
う傾向があるようですが、疾病はほかにもありますので、
鼻孔・耳・咽喉頭・神経等のチェックもしてみて下さい。
私には年齢的な要因もかなり気になりますよ。

8月30日のnaruyaさんへ
動物看護士が近い将来国家資格になるかと聞かれたら、現
状では私は疑問をもっています。そうしたいという意見は
よく聞くのですが、それに対応する行政所管がどこになる
かという話を聞いたことがないからです。
獣医師の所管も農林水産省・厚生省・総理府・文部省と多
岐に渡っており、一元化されていません。これは、むろん
獣医師の業務が幅広いためでもありますが、動物看護士は
さらに後回しにされているのではないでしょうか。
まあ、所管がどこになろうと誰かが国家資格にしてくれる
のを待っていては、いつまでも実現しないと思います。
現在看護士をされている方達が団結して、そういう運動を
展開していくしかないように考えますが・・・。

8月31日のmituyaさんへ
お腹が大きくなって2ケ月半ということであれば、すでに
妊娠期間を過ぎていますよね。飼育環境や餌等の記載がな
いので、判断できません。
妊娠であれば、胎児過大で危険な状態です。妊娠の可能性
がないのであれば、あきらかに異常な事態です。
どちらにしても、すぐに動物病院へ行くしかないと思いま
す。事前に診察してくれる病院を探してありますか?

8月31日のカナモリシノブさんへ
骨折の診断に間違いがなければ、骨折部位の固定はした方
が良いでしょうね。
獣医師の先生が鳩を苦手としているようでしたら、カナモ
リが自らするしかないかもしれません。簡単なテーピング
で固定だけならできると思います。この方法は結構本に記
載されているので捜してみて下さい。日にちが経過すると
骨折部位の周囲に肉芽組織が発達してきて、骨の修復がで
きなくなることもありますので。
それと平行して診療してくれる先生を捜すしかないでしょ
うね。
糞は砕いてとるか、濡らして軟らかくするか、鳩を弱らせ
ないように少しずつ取っていってください。

8月31日のくろさんへ
乳首の数が少ない、あるいは多いというのは結構目にしま
す。左右が対称でなく少ないという方が目にすることが多
いようです。(私の経験では)
多い場合は副乳頭ですね。人間でもときどきあるようです。
生まれてくる子供の数より多ければ、実害はありませんか
ら、大丈夫です。

8月31日の大変太郎さんへ
書き込みでは分かりません。腫瘍が独りでに落ちて、再度
また形成されるとも考えられませんが。
インコが咬みきったとかは考えられませんか? 書き込み
からは何か別の物のような気がしますが、一度病院で診て
貰って下さい。

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