獣医師広報板ニュース

意見交換掲示板過去発言No.0000-199909-185

RE きゅうさんへ。
投稿日 1999年9月21日(火)11時41分 田口正行

子犬の時に皮膚に病変をつくるアカラス(毛包虫、にきびダニ、Demodex、)と成犬の皮膚に病変をつくるアカラスとは同じ虫です。
もともとアカラスの虫体は健康な犬でも全身をくまなく探せば見つかるとされています。
それが皮膚に病変を作るのは宿主側の要因が大きいからだと考えられています。

子犬では免疫も成長途中なのでアカラスの繁殖を抑えきれないことが病変形成の原因で、
成犬では免疫の低下を招くような、なんらかの全身状態の悪化などから病変を作ってしまうと考えられています。
ですから子犬のアカラスは発育に伴って勝手に治癒するし、成犬では他の要因が大きく関与するので治りにくいのです。

子犬のアカラスに対する治療ですが、僕は飼い主さんの選択で治療するか様子をみるかを決めていますが、どうも治療した方がいいように感じています。
(様子を見ているだけで時期がくれば治るはずなのですが、待っていても治ってこない場合があり、治療した方が経過が良いように感じています)

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