獣医師広報板ニュース

意見交換掲示板過去発言No.0000-199909-51

長寿猫の具合が悪いのです。
投稿日 1999年9月7日(火)01時07分 いしの家族

我が家の猫は最低19才。拾われた時、仔猫だった(と思う。もともと小さく確信が
ありません。)のですが、我が家に来てから早19年が過ぎました。もう随分の
年寄りで、特にここ2年ほど、反応も昔ほど鋭くなくなり、年を取ったなあ、という
印象でしたが、食欲も旺盛で元気でした。それがこの一週間ほど調子が優れないのです。
キジ猫 メス 推定 19才
1.食欲不振
朝・夕方・夜にほんの少しだけ(本当に少し。小型の猫の二口三口くらい)口にします。
が、食べた直後は苦しげで、このごろあまり動かなかったのに、食べ物を飲みこんだ直後、
立ち上がってぐるっと回って腰を下ろしたり、「不安気な行動」をとります。
今晩は遂に吐いてしまいました。
以前(1、2年前)歯が抜けた時も(犬歯は健在)、不快だったのか、同じような
症状を呈したこともあったのですが、このときは「不安げな行動」は見られず、
歯がぽろっと取れたら食欲も回復しました。
2.吐しゃ物あり
一日に一回ほど、泡状の吐しゃ物を家人が見ています。以前から時折はありましたが、
頻繁ではありませんでした。
3.便通なし
ここ1週間ほど便通がありません。尿はきちんと出ています。
これもここ1年ほど、便秘になりがちだったのですが、これまでは近所の獣医さんの
指示通り、腹部をマッサージしてやると、時間を置いて出たのですが、今回は
全く効果ありません。
4.主食について
もともと「自由に出入りできる生活」をしていたので、若いころはネズミなども
取って食べていたようです(とはいえ10年以上前)。キャットフードはおやつ程度
しか食べず、これまで鯵を丸ごと水煮にしたものをほぐしてご飯と混ぜたものや、
鰹節ご飯、カツオのなまりご飯など、魚主体できました。また、特別牛乳も好きで、
食欲不振の今も牛乳だけは朝と晩に小皿ひたひた位(少しですが)飲みます。
5.5年ほど前から隠居生活に入り、ビルの屋上でゆったり過ごしています。よって他の
猫とも接触がありません。
また、この具合が悪くなる夏前までは、屋上にある稲科の雑草などを食べていたようです。
6.尿道結石を何回か患ったことがあります。昨年も食べ物指導を受けましたが、
結局キャットフードは飽きてしまい、だめでした。
7.経産猫ですが、多分15年くらい前に避妊手術をしています。
8.もともと片目が見えず(膜のようなもので覆われている)、体調の優れない時は
よく目やにが出ていましたが、現在も茶色の涙状のものが出ています。
9.私自身は会社員のため殆ど家にはいないのですが、父母が時折見に行くと、
昼間はちょっとした日陰で寝ていますが、このところ、感覚が鈍ったのか、時々、
この暑い日向で寝ていたりもするようです。

以上が、我が家の猫の現状と過去の様子(病歴)です。
高齢故のこと、と言われてしまえばそれまでなのですが、何せ青春時代を共に
してきた友であり家族なので、心配なのです。この夏の暑さが応えたのでしょうか。
友人宅の猫は23歳まで生きており、できることなら、大往生を、と思ってしまうの
です。これは老衰なのでしょうか。病気なのでしょうか。
即刻病院へ連れて行くべきなのか、見守っていてやるべきなのか、迷って、わからず
にいます。アドバイスいただければと思います。
長くなりましたが、よろしくお願い致します。


◆獣医師広報板サポーター◆
獣医師広報板は多くのサポーターによって支えられています。
以下のバナーはサポーターの皆さんのもので、口数に応じてランダムに表示されています。

サポーター:新日本カレンダー株式会社ペピイ事業部様のリンクバナー

サポーター:ペットコミュニケーションズ株式会社様のリンクバナー

サポーター:ペット用品通販Gズ\ィエ.COM有のリンクグオー

サポーター:日本ベェツ・グループ 三鷹獣医科グループ&新座獣医科グループ 小宮山典寛様のリンクバナー

あなたも獣医師広報板のサポーターになりませんか。
詳しくはサポーター募集をご覧ください。

◆獣医師広報板メニュー
獣医師広報板は、町の犬猫病院の獣医師(主宰者)が「獣医師に広報する」「獣医師が広報する」
ことを主たる目的として1997年に開設したウェブサイトです。(履歴)
サポーター広告主の方々から資金応援を受け(決算報告)、趣旨に賛同する人たちがボランティア
スタッフとなって運営に参加し(スタッフ名簿)、動物に関わる皆さんに利用され(ページビュー統計)
多くの人々に支えられています。

獣医師広報板へのリンクサポーター募集ボランティアスタッフ募集プライバシーポリシー

獣医師広報板の最新更新情報をTwitterでお知らせしております。

Copyright(C) 1997-2024 獣医師広報板(R) ALL Rights Reserved
許可なく転載を禁じます。
「獣医師広報板」は商標登録(4476083号)されています。