獣医師広報板ニュース

意見交換掲示板過去発言No.0000-200002-175

マルチレス
投稿日 2000年2月18日(金)16時02分 プロキオン

2月16日の久世朋子さんへ
MRIで検査されて脳の異常の存在が指摘されているので
あれば、その病巣が視覚と関わりがある部位か確認された
らいかがでしょうか。
そこに問題があるのであれば、眼球に異常がなくても視力
回復は難しいでしょう。関係がなければ、あらためて眼の
検査を受ければいいように思います。


2月17日の羽鳥美代子さんへ
乳腺腫の末期というのは、すでに転移が確認されていると
いう意味でしょうか?
レントゲンの読影にたけている先生なら、余命の判定も信
頼できるかもしれません。漢方薬も良いかもしれませんが、
(私も使用することはありますので)できれば主治医の先
生とターミナルケアをどうするか、時間をかけてご相談下
さい。切った張っただけが医療ではありません、むしろ 
これからの方が大事だと私は考えます。


2月17日のるーくさんへ
シェルティーの腎移植ですが、日本ではまだ犬の腎移植は
実施されていないのではないでしょうか?
麻布大の渡辺先生も猫についてだったはずと記憶していま
す。普通の町医者の場合でしたら、腹膜透析になると思い
ます。


2月17日のコバヤシさんへ
猫の耳が化膿しているのですか? どうしても触ることが
できないのであれば、抗生剤の服用で対処します。
少しでも耳に触ることができるのであれば、点耳用の抗生
剤を使用してみたらいかがでしょうか?


2月17日のつぶつぶよーぐるとさんへ
かなり大きな写真ですが、ムクムク先生に同じく私もどこ
のところをおっしゃられているのか分かりませんでした。
眼の下のスジ? どこのことかな?


2月17日のとらおさんへ
ムクムク先生からのレスが付いていますが、少し補足しま
す。
犬においては比較的よく見られますが、腫瘍の臨床ステー
ジやグレードによってかなり分けられます。つまり、治療
で対応できるものから致命的なものまで広範に亘ります。

この腫瘍の特徴は非常に様々な物質を細胞内に保有してお
り、そのために 脱顆粒・血管変性・コラーゲン壊死等の
状態を引き起こします。
したがって、化学療法剤を使用した場合に急激な細胞崩壊
が起きてショック状態に陥ることもあります。なんともや
っかいな腫瘍です。

皮膚型であれば、やはり外科的に切除が望ましく、ステー
ジやグレードに応じて化学療法剤を使い分けていくことに
なります。ステージ1で高分化型であれば、外科的処置で
対応可能ということになっています。

故にいたずらに悲観することなく、正確に腫瘍の状態を知
ることに努めて下さい。
内蔵型の場合は少し難しいですね、猫の肥満細胞腫はまた
犬と違うところがあります。今回は省略。

アカラスは直接胎児に影響することはありませんが、やは
り 繁殖は制限された方が良いと考えます。


2月18日の香澄さんへ
ハムスターはもともと眼が飛び出ていますので、どの程度
の話なのかわからないと判断できません。
もうお一方、みずくろいの書き込みがありますが、ハムス
ターを飼育されている方に見て貰って下さい。

正常の範囲なのか異常なのか行動や生態に伴うものは、実
物というか本人を眼にしないと判断できません。心配な場
合はとにかく近くの病院へ行って下さい。





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