獣医師広報板ニュース

意見交換掲示板過去発言No.0000-200002-90

しばさんへ
投稿日 2000年2月10日(木)01時22分 くらら

鳥飼のくららと申します、
おかめちゃんのことです。
羽根が後ろでハード型に交差するころから、
自力でご飯を食べてもらうようにしむけるのですが、
2ヶ月ということですから、もうすでに自力で食べていなければ、ならないころだと
思いますよ。
原因はいろいろあると思いますが、
おかめちゃんが元気であるなら、甘えているのではないでしょうか。
おかめちゃんは大変あまえんぼうさんが多いのです。
このまま濡れた餌を食べさせ続けると健康を害してしまいます。
それで、心を鬼にして、乾いた餌への切り替えを行いましょう。

 乾いた餌は殻付きを使います、また粟穂なども食べさせてみてください。
嗜好性が強いので、乾いた餌に慣れてくれるきっかけをつかめるかもしれません。
また、外国から輸入されているものですが、鳥のおやつのようなものがあります。
これはいろいろな種子が、砂糖で固めてあるもので、
大変嗜好性が強く、たいていの鳥が喜んで食べます。
たくさん食べさせる訳にはいかないのですが。
こういう物を利用なさって、乾いた種子に慣れてもらうのも手です。
 
 野生の鳥の親は、雛が巣立ちを迎える頃、雛に餌を与えず、お腹を空かさせ、
巣から誘い出し、自力で生活出来るようし向けるそうです。
 
そこで、
 かごの下の金網の部分をはずして、止まり木を一番下におろします。
そして、かごの下に、白い紙(キッチンペーパのようなもの)を敷き、
乾いた餌を撒きます。濡れた餌は与えません。
昼までようすをみてください。
そして、うんちの数を数えます、うんちがあれば、食べていると言うことですが、
その数がいつもより極端に少なかったり全く無ければ濡れた餌をすこし与えます。
 
 また、飼い主が近くにいると、甘えて一人で食べようとしないこともあります。
静かにして、餌を食べれるように落ち着かせてください。

こうして、餌を切り替えます、心配ですから、
うんちの数、体重の変化などに気をつけて、
体調を壊すことのないようにしてくださいね。

あまり食べないようでしたら、差し餌をしなければなりませんが、
あまり、差し餌が切れないときは、病気がかくれているということもあるそうなので、
病院へ行って、診ていただかれるのも良いと思います。

参考になれば幸いです。


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