獣医師広報板ニュース

意見交換掲示板過去発言No.0000-200006-43

マルチレス
投稿日 2000年6月3日(土)12時21分 プロキオン

6月2日の 元志さんへ
パピヨンの股関節脱臼と書き込まれていますが、本当に股
関節の脱臼なのでしょうか?
股関節脱臼であれば、完全に歩行障害があり、簡単に戻る
ものではありません。
また、家畜や犬猫においては品種改良は父方を中心に実施
されます。雌が健康であればということではなく、問題の
ある遺伝子を拡散させることに疑問符がつくということな
のです。
そして、このことは法律や条令ではなく、飼い主のモラル
によって判断される事柄なのです。犬の健康・犬の幸せと
は何かと元志さんがどのように考えているかです。

6月2日の 石川さんへ
書き込み内容から判断して、病院へ行かれることをお勧め
します。再発性の下痢でときおり血便になるというなら、
やはり、診察を仰ぐべきではないでしょうか?
月齢もまだ若いようですし、体調も崩しやすいのでは?

6月2日の YUMIさんへ
鳩の外寄生虫で書き込みのような虫はハジラミではない
かと想像します。かなりの頻度で寄生が見られますので。
駆虫は市販の薬品(小鳥用)でも、そこそこは落ちてく
れますが、他の鳩や小屋や器具に残っていたりして、再
感染も多いです。
徹底的に駆除したいところですが、鳩本人の健康への配
慮も忘れないようにして下さい。他所からやってくる鳩
であれば、小屋や器具には心配がないので、導入前に駆
虫して来て貰う方が都合が良いと思います。
鳩から人への感染症は、他の小鳥と共通の疾病もあれば
鳩に多いものもあります。
しかしながら、これらは鳩と過度の接触を避け節度のあ
る飼育を心がけていれば、防ぐことができるのではない
でしょうか。疾病に最初に罹患するのは鳩の方です。そ
の徴候を見逃さないようにするのが肝要です。
鳩とその疾病を理解し、健康な個体を導入を導入するこ
とが、予防策の第一歩だと思います。

6月3日の サブさんへ
老人が老人を介護している状態に老犬の介護が加わって
いるわけですね。ご両親の健康状態もよろしくないとの
こと。
この状態におけるアドバイスは残念ながら、私にはあり
ません。失礼な言い方になりますが、あてにできる頭数
がサブさんお一人では心許ないと思います。
家族親戚、もしくはそれ以外の手数が必要だと感じまし
た。ご両親も犬もどちらも大事です。応援を求めること
ができる人がいるのなら、応援を求めて下さい。
犬自身の状態について言えば、今の状態がこれから長期
に亘るとも思えません。一時的な緩解が訪れるか、その
まま衰弱するかのケースが考えられます。

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