獣医師広報板ニュース

意見交換掲示板過去発言No.0000-200012-144

うさぎのいろいろ返信
投稿日 2000年12月18日(月)23時16分 にゃおみ媛@兎飼い

ただのうさぎ飼いで、獣医さんなどの専門家ではありませんが、少しでもお役に立てば幸いです。
# でも素人ゆえの過ちもあるでしょうし、過信しないでくださいね。m(._.)m

>ミラーさん(うさぎの斜頚について)
斜頸になるのが3回目なのでしょうか?
ステロイドと抗生物質を処方されているそうですが、斜頸の場合、よく使用されますよ。
斜頸の原因にもいろいろありますが、高いところから落としたなどの、事故的な要因が考えられない場合、
脳や神経で、パスツレラ菌など(原因菌にもいろいろあるそうです)が増殖して、神経麻痺などをおこし、
首を傾けてしまったり、いろんな症状が起こってしまっていると考えて、
異常増殖している菌を抑えつけるために抗生物質が投与され、
神経系の障害を抑える為にステロイド剤が投与されたりするそうです。
が、どちらも、即効性があるお薬ではないし、その反面、長期間の使用にも注意が必要だったりして
獣医さんも「これを飲めば治ります」って言えなくて、苦しいそうです。

他にも、食糞ができないことにより、必要な栄養素の再摂取ができないし、消耗する為、
ビタミンB群の補給のために、ビタミン剤を処方されたりするそうです。

ステロイドの(うさぎへの)使用に関しては、獣医さんにも色んなご意見があるそうですし、
段々と効力を発揮できなくなったり...ってこともあったりするそうですが、
効力も高いため、功を奏する場合もあるそうです。
この点は、メリットだけでなく、リスクについても、獣医さんと良く話し合ってくださいね。

パスツレラ菌が原因だったとしても、我が家のうさぎが体験したように、
鼻とかに繁殖してくれたのなら、まだ菌を叩きやすいそうですが、
(経口と、点眼で、抗生物質を投与してました)
脳や神経系の場合は、抗生物質が届きにくくて、なかなか効果がでたり、
完治しにくかったり...って事があるそうですが、それでも、治った子もいます。
ミラーさん家のうさちゃんにも、是非克服してほしいです。
ちなみに、以下が、我が家のうさぎの闘病記のURLです。
http://ha2.seikyou.ne.jp/home/gong/ill/toubyou.html
あと、うさぎ倶楽部のURLを下に記しますからご覧下さい。
「生活・しつけ・病気」のコーナーに、斜頸の項目もありますから。

また、斜頸に限らず、病気の際は、体力維持がとても大事です。
保温と、栄養摂取と、水分補給に気をつけて、少しでも食べれるようにして、
体力を保ってあげて下さいね。
自力で食べれないなら、食べさせてあげて下さい。
ペレットをふやかしたり、りんごやニンジンなどをすり下ろしたり...
うさぎ用の、強制給餌用のフードも販売されてますから(獣医さんで注文取り寄せできます)
そういう物を利用されても良いかと思います。
あとは、食糞用のウンチを見掛けたら、割り箸でつかんだりして、
新鮮なうちに、口元にもってってあげて、食べてもらって下さいね。

私の掛かり付けの獣医さんの言葉です。
「病気は獣医や薬が治すんじゃないです。この子の体力と気力が病気にうち勝つんです。
 そのために、獣医や薬が手助けし、何より、飼い主さんが快適な環境や、
 ちゃんとご飯を食べれるようにしてあげることが大事なんですよ」
この言葉には、随分励まされました。
何より、「ほんとは、お薬を沢山出した方が、病院経営的には良いんですけどねー」
なんて笑って下さった、信頼できる獣医さんがついてて下さるし!という気持ちが、
頑張らせてくれました。
闘病生活が続くと、本当に辛いものですが、治ってくれることをお祈りしてますね。


>みなこさん(うさぎのことです。)
白い涙とのこと、心配です。
鼻水などでも、透明→白濁→黄色と悪化を示すそうですし、
至急、うさぎに詳しい獣医さんに診ていただくのが良いかと思います。

涙といっても、結膜炎のような、目と直結したような病気の場合だけでなく、
奥歯の不正咬合で目から膿がでている...という場合もあるそうです。
必ず、奥歯をしっかりと診てもらって下さいね。

うさぎの歯については、「長寿うさぎの会」の「うさぎの歯の構造と、食べ物」が
とても分かり易いと思います。
http://www.linkclub.or.jp/~rabbit/ha/index.html
です。
早くに適切な処置を受けれて、早く完治出来るといいですね。


>ゆみぴょんさん(病院には行ったけど、心配です。)
痙攣とのこと、心配ですね。
ぴょんぴょんちゃんは、お家に帰って来れたでしょうか?
痙攣が起こると、あちこちにぶつかってしまい、怪我などがありえますから、
ケージの内側に、銀色のふかふかのマット(よくキャンプ用品売場なんかにあるやつ)を切って張り付けたりして、
ぶつかって怪我したり、眼球を痛めるのを防護したりしている方がいらっしゃいます。
また、床にも床擦れ防止マットなどを利用してあげても良いかもしれませんね。

また、痙攣を経験したうさちゃんの飼い主さんが、
数人、うさぎメーリングリストに参加されてますし、
入会されて、お話を伺われても良いかと思います。
入会ページは、以下のURLからたどれます。

愛する家族が闘病中というのは、見守る側もとても辛いものですよね。
そういう時、同じ様な体験をした方などの励ましや、
いろんな体験談は、すごい支えになってくれます。
一人で頑張りすぎずに、どうか、闘病中の辛さを告白できるお友達を見つけてくださいね。

こちらの「うさぎBBS」にも色んな体験をもった方がいらっしゃいますし、
書き込みされたら、いろんなお話を伺えるかと思います。
病気・怪我の子達・飼い主さん達が、早く元気になりますように...(長文ですみません)
http://www.nurs.or.jp/~usagi/

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