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意見交換掲示板過去発言No.0000-200012-212

RE 副腎皮質機能亢進症について
投稿日 2000年12月26日(火)09時48分 田口正行

副腎皮質機能亢進症は犬に比較的多くみられる内分泌疾患で、その多くは脳下垂体の腺腫とされています。
この子の症状は特徴的ですので診断は問題ないと思います。

内科的な治療は脳下垂体に対してではなく、その下位にある副腎皮質を破壊することを行っていきます。
ですから治療の目標は破壊と機能の亢進とがバランスをとれた状態を造ることになるので緩解という表現になります。

外科的に脳下垂体の切除手術の報告が大学から出ていますが、通常内科的な治療が困難な場合に行われることであって、手術そのものの問題や術後の管理などにも問題が残っていますから安易に行う治療では無いと思います。
予後に関しては、この病気を患っている子は肺の塞栓症で突然死することがありますが、
まずは良い維持に持っていくことを目標に頑張って下さい。

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