獣医師広報板ニュース

意見交換掲示板過去発言No.0000-200101-191

お礼とお詫び
投稿日 2001年1月19日(金)12時21分 プロキオン

まず、お礼の方から。
「山梨県へのクレームメール」に関する情報を下さった方々にお礼申しあげま
す。どうも、ありがとうございました!
昨日、こちらへ書き込んだあとメールボックスを開いたところ、数々の情報が
寄せられていました。重ねてありがとうございました。


お詫びの方はスヌーピーさんへです。
私の申仕上げ方が少しきつかったかもしれませんね。その点についてお詫びい
たします。申し訳ありませんでした。

スヌーピーさんが他の獣医師を選択しなかった理由というのは、そのとうりで
あり、私も異論はありません。本来、獣医師は人であり神様ではありません。
生きようとしているのは患者である動物自身であり、獣医師もこれに手助けし
ているのにすぎません。重篤な状態に陥った患者を助けられる否かの割合を問
われれば、力不足を感じさせられることの方が多いはずなのです。なんとなれ
ば、今生きている命は必ず死ぬものであり、一つとして例外はあり得ないから
です。
となれば、飼い主さんが取り得る選択肢というのは、動物が元気なうちに自身
の動物を託せる獣医師に巡り会っておくことなのです。この人こそ主治医に相
応しいという獣医師に出会えたのなら、あとはその先生と相談しながらやって
いくしかないのです。

しかし、現実にはいろいろなトラブルが生じています。動物は機械仕掛けで生
きているわけではありませんから、ここをいじったからといって、必ずしも改
善するわけでもありません。最悪の場合で死にいたった場合、一気にそれまで
の不平や不満が出てくるのを目にして、いったい、それまで何を基準に動物を
託していたのかという疑問がでてくるのです。これは、特段スヌーピーさんに
ついて言っているわけではなく、今まで、ここの掲示板でこのような書き込み
が掲載される都度述べてきたことなのです。

不明な点や不安な点があったのなら、主治医に説明を求めるべきです。あきら
かに不誠実な対応があったり、手抜きをしていると感じたのなら、別の決断を
するべきなのです。もし、主治医が一生懸命に治療しているのなら、結果を責
めるのは酷なことです。一定の水準以上の技術を求めるのも理解できないわけ
ではありませんが、どのような名医と言われる獣医師でも1日に診療できる数
には限界があります。また、付記するのならそのような名医といえども患者の
死を経験したことのない者は存在しないはずです。難しい症例、重篤な症例を
扱う程その死亡率も上がっていくからです。
「私は患者を死なせたことがない」という名医がいたら、私なら逆にその人を
信用しません。嘘をついているか、評判を落とすかも知れない症例を避けてい
るだけかだと考えるからです。
主治医というのは、飼い主といしょに動物のことを考えてくれる人であり、同
じ目標を持っている存在でなくてはなりません。飼育していた動物の死に対し
てお互いにいたわりあえる関係であって欲しいと思います。
何故、獣医師をいたわらなくてはならないのかという疑問を持たれる方もいる
と思いますが、獣医師とて、患者の死について何も感じていないわけではない
のですよ。一生懸命にやればやるほど、その思いも強いのです。動物の死を契
機に飼い主と獣医師が対立する構図というのを私は望んでいません。

対立にいたる過程で、どちらにヒューマンエラーが存在しようと、当事者一方
の言い分だけで判断できることではないし、双方の言い分がそろったところで
それが検証できる立場でもないし、同じ獣医師がある飼い主には名医であって
別の飼い主にはヤブ医者であったりして、見解も一様ではないのです。人とし
て信頼できるか否かが第一義的にあげられるのではないでしょうか?


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