獣医師広報板ニュース

意見交換掲示板過去発言No.0000-200101-58

マルチレスです。
投稿日 2001年1月9日(火)21時52分 ムクムク

町獣医師のムクムクです。

Re:足のつめ
1月9日発言のyukiさんへ
災害救助犬などは危険な場所を歩くので、出動に際しては靴を履くようですが、
コンクリーや熱いアスファルトなどで肢端や爪を傷つけやすい場合はクツも利用
できます。
以下のメーカーはオーダーを受けられています。
http://www.ctktv.ne.jp/~e-poc_y/

Re:噛み癖について、アドバイスお願いいたします。
1月9日発言のKASAさんへ
まず皮膚にトラブルがないかどうかよく調べてもらってください。
皮膚病ならば原因を特定して治療してもらうことになります。
原因が分からない場合は、噛まないように検討することもあります。
ビターアップルは苦みで舐めなくする外用薬ですが、非常に効果的な場合も
ありますが、苦みになれてしまってあまり効果的でない場合もあります。

Re:保護したドバトのその後
1月9日発言のちゃかぴょんさんへ
ハトの翼の骨折は何度か経験しましたが、粉砕骨折や骨折端が皮膚を破って飛び出
すような骨折もあり、全てを治療できたわけでありません。
特に野外鳩の場合、治療後自然に復帰できるかが問題になるのですが、そのまま
保護者に面倒をみてもらっていることも少なくありません。
痛がらない程度のリハビリですが、骨折部が十分に癒合しているかどうかですね。
まだ、癒合していない時期に動かすと骨折部が関節用になってしまうこともあります。
このあたりの判断は、診察された先生に相談してみてください。

Re:毛玉の王様
1月9日発言のネコバスさんへ
脂漏症の原因は、栄養失調・高温低湿度環境・体表面の不潔(毛繕いの不足)、内外の
寄生虫・ホルモン分泌異常などがあげられます。 原因が生殖腺機能異常の場合は、
去勢や卵巣摘出が有効なことがあります。

Re:餌についてなんですが・・・
1月8日発言のソルトバレーさんへ
同じ質問を大手特別療養食メーカーの学術の方にしたことがあるのですが、その
メーカーの同じタイプの飼料の場合は、水分含量の違いだけだという答えでした。
つまり、ドライでも缶詰でも好みの方をどうぞということでした。
缶詰は水分含量が多いので、下痢をしやすい個体がいることはあると思います。

Re:うさぎ(オス)の去勢手術について
1月8日発言のうさうささんへ
去勢手術自身は特別テクニックの難しい手術ではありません。
ただ、全身麻酔下で行いますので、全身麻酔に伴う危険は伴います。
このあたりは、ご心配なことを正直に主治医の先生に言ってみて、説明を受けて
みてはいかがでしょうか。

Re:???
1月8日発言のアッチョさんへ
口笛を吹くと顔をこすりつけてくるとすれば、猫にとって心地よいのですよ。
面白い子ですね。

Re:猫の排尿のさせ方を教えて下さい。
1月7日発言の春人さんへ
猫の尿道結石の多くは食餌で管理できますので、食餌療法も先生とご相談下さい。
ただ、適切な治療を行っても尿道閉塞を繰り返す個体もいます。
そのような場合は、狭い部分の尿道を切除し、広い部分を会陰部に開放する手術を
行うこともあります。
導尿は獣医にとっても簡単なものではありません。

Re:ペットのための防災
1月6日発言のパールちゃん@三重県さんへ
災害は忘れた頃にやってくるといいますので、獣医師広報板としても災害時の経験を
集約した掲示板を作ろうかと相談しています。
先を越されそうですね。(笑)

Re:腫瘍摘出手術について
1月5日発言のみゆうさんへ
ウサギに限らず犬猫であっても全身麻酔に危険は伴います。
このことを説明せずに手術を行うことは、インフォームドコンセントの必要性が
叫ばれている昨今、避けて通ることは出来ません。
ただ、危険の説明は飼い主さんにとって心穏やかでないことは理解できます。
あくまでも飼い主さんが同意されないと手術は行われませんので、主治医の先生に
よく相談してみてはいかがでしょうか。
このまま手術をしなければ、どのようなことが想定されるのか。手術をすれば
どうなのか、メリットデメリットを聞いてみて、「先生のウサギならどうしますか」
などと聞くのもいいかもしれません。

Re:鳥のコクジウム
1月4日発言のtomoさんへ
ほとんど無症状から重度の消化器症状(下痢)を呈する場合があります。
治療はサルファ剤などを与えることがありますが、治療に反応しない症例もあります。

Re:子猫の食事について・・・
1月4日発言のトトロさんへ
生後3ヶ月の雌猫に一日4回食事は問題にならないと思います。
大抵成長に伴って、回数は減ってきます。
肥満は脂肪の過剰な貯留をいい、成長にともないからだが大きくなっても肥満とは
言いません。 育ち盛りの頃は、あまり気にされなくてもいいと私は考えています。

Re:家の犬が…
1月2日発言のまつもとさんへ
イヌの乳房ですが胸部に二対(左右前胸乳房・後胸乳房)、腹部に3対(左右前腹乳房
・後腹乳房・鼠径乳房)と5対あります。
ですの5つあることは問題になりませんが、赤くなっているのがあるとすれば、
一度主治医の先生に診てもらってください。

Re:カリシウィルス
12月27日発言のミー子さんへ
猫のよく使用されるワクチンは、猫白血球減少症とカルシウイルス、猫ウイルス性
鼻気管炎の3種ワクチンです。 そのような形状ですので、カルシウイルス感染症に
罹患済みとしても混合ワクチンを接種されることはお薦めできます。
また、猫白血病ウイルスのワクチンもありますので、どのように組み合わせるか
先生に相談されたらいいですよ。

掲示板設置者として
この掲示板は「意見交換」のネーミングの通り「健康相談室」ではありません。
通常動物病院では、飼い主さんから症状をお聞きし、検査のプランを立て、
査を実行し、その検査結果から疾病を診断し、治療プランを立てております。
○○病なのですが、どのような病気なのですか」などは、比較的返事を書きや
すいのですが、「このような症状なのですが何の病気ですか」などは、かなり
特徴的な症状でないと病気一覧も書きにくいです。
特に、すでに先生に診てもらっているようなケースでは、先生との信頼関係を
損なわないように返事を書くのが非常に難しい場合もあります。
また、掲示板では診断が出来ないわけですから、治療法について答えが出ることは
ありません。
私個人としては、異常があればまずお近くの動物病院に行っていただく。
また、診断治療に満足できない場合、他院の先生に診てもらわれることは悪いこと
ではないと考えています。
ネットワークは、診断治療については無力です。
このあたりの点をご理解お願いします。

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