獣医師広報板ニュース

意見交換掲示板過去発言No.0000-200109-38

re歯周病
投稿日 2001年9月6日(木)23時43分 はたの

獣医師ではありませんがご参考まで。

>1:我が家の犬の場合、歯垢の除去は必要でしょうか?
 「ご愛犬の場合」についての判断は専門家に診てもらう必要ありますが、飼い主が気になるというのはまあ必要アリと考えていいと思います。

>2:この際やはり全身麻酔が必要になるのでしょうか?
 病院にいけば麻酔が必要と言われる確率が高いと思いますが(これ自体は妥当と思います)、ご自身でご自宅で無麻酔での処理も可能だと思います。ソファなどに寝かせて口を開けて、歯科用のスケーラー(歯科医で、あるいは東急ハンズや健康用品店などでも入手可能)で取ればいいのです。舌が触れる内側にはあまり歯石が溜まりませんので、幸いにも作業しやすい外側のみで済みます。歯茎や舌を傷付けないよう、器具が滑っても大きくは行き過ぎないようにもちかた・構えかたを工夫して、付け根から先端に向けて圧を掛けると、パキッと剥がれます。嫌がるようなあまり一度に無理せず少しずつ。猫だとかなり面倒ですが、のほほんとしたイヌならそんなに大変ではありません。拙宅ではキスしたとき臭いような口開けてみて、歯石が溜まっていたら一頭ずつ呼んで剥がしてます。一頭あたり数分で済みます。ただし、歯周病のほうもあるかもしれませんから、かかりつけとご相談の上で(歯石取りは自宅、歯周病治療は獣医師、といった分担とか)。

>3:歯垢が付着しないよう普段どのような点に気を付ければ良いのでしょう?
 ア エサ直前は水を切り、「食べてから飲む」ようにする。
 イ ドライはふやかさず硬いままで。
 ウ 歯石予防フード(病院でのみ取り扱い)をたとえば週に1度なり与える。
 エ ガム・咬むオモチャなどを与える。
 オ (2)のような方法でときどき歯石を取る。ただし、頻繁にやりすぎるとエナメル質がかえって傷つきます。ゴリゴリと削る感じになるなら時期尚早。「パキッ」と取れるぐらい溜まるまで待ってから。
 カ 歯磨き。子供用の軟らかめの歯ブラシ、または指にガーゼを巻いたもので、毎食後歯を磨く。レバー味の歯磨き粉もあります。
 
 ただし、極端に神経質になる必要もないでしょう。イヌは生きて20年、そのあいだ歯が保てばいいので、若い頃の真っ白な歯を維持し続けるわけにはいきませんから。唾液のphを計ってもらうと管理に有用です。phによって歯石がつきやすいつきにくいの個体差がありますから。

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