獣医師広報板ニュース

意見交換掲示板過去発言No.0000-200110-250

RE 猫伝染性腹膜炎について
投稿日 2001年10月26日(金)23時34分 田口正行

この病気は診断の困難さと、発症している場合、予後が悪い場合がほとんどであることから嫌な病気のひとつです。
まず、ワクチンを接種されている猫がいたとして、輸血が有効か?ですが、
この病気の発症要因は細胞性免疫が異常なことです。
通常の輸血では細胞性免疫を付与することは難しいので(僕は輸血で細胞性免疫を付与する方法を知りませんし、通常はTリンパ球は移植片対宿主病の原因として嫌われます)、
単に輸血を行うだけでは抗体(液性免疫)は入れることができても細胞性免疫は入りません(当然ある程度は入りますが、機能することは無いと思われます。)。
ですから、理論上は輸血はあまり効果を期待できないと考えられます。

治療については、時折緩解に成功したという報告がありますから、全く可能性がないわけではないと思います。

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