獣医師広報板ニュース

意見交換掲示板過去発言No.0000-200201-85

NORAママさん&ちゅうさん&yuttinさん まとめレスです
投稿日 2002年1月14日(月)21時26分 パールちゃん

Re:痩せている犬
NORAママさんへ。
獣医さんがおっしゃっているように、
もともとが細身な体質なんでしょうね。
食が細いことをそれほど心配しなくてもいいんじゃないかしら?
我が家には中型犬が6匹いますが、体重は10キロ〜16キロと開きがあります。
見た目がほぼ同じでも3キロくらい差がある子がいますので、
それは筋肉や脂肪のつき方の差なんだと思います。
なかには、よく食べるのにぜんぜん太らず、でも健康体の子もいます。
やはり体質なんでしょうね。

Re:ご近所のこと
ちゅうさんへ。
声帯除去手術をしても無声になるわけではありません。
場合によっては声にはならないうめき声を常に出すようになり、
今まで以上の迷惑をかける結果になることもあります。
犬が鳴くのには必ず理由がありますよね。
敷地付近をウロウロしている人に吠えるのは警戒心によるもので、
鳴けばおうちの人が出てきてくれると覚えてしまったせいです。
「誰かきたぞ、どうしようかな、吠えよう、おうちの人が出てきた、あぁ安心」です。
朝早くに鳴くのも、鳴けば人が降りてきてくれると覚えてしまったせいです。
「朝だぞ、おなかすいたしトイレもしたい、吠えよう、降りてきた、あぁ嬉しい」です。
鳴くことで人をコントロールしちゃっている悪い例になっていますね。
鳴いても無駄だよとしつけをしなおすには無視がいちばんですが、
それには時間がかかります。
その間、隣人に我慢してもらうわけにはいかないでしょうから、
鳴かなくてもいい状況を作るほうが得策かもしれません。
つまり、大声で伝えなきゃならないような場所に犬を置くのではなく、
犬を近くに置いて、吠え続けて知らせるという状況を作らないようにします。
鳴かなくてもわかってるよ、だから鳴かなくていいんだよという環境を作るのです。
朝は2階にあがらせるというのも、その方法のひとつですね。
そしてわざと一度、本気で母ラブを叱ってみてください。
どなたかにピンポ〜ンと訪問者の役をしてもらい、
母ラブが吠えたらすかさずマズルを強く握って思いきり叱ってください。
吠えなくてもいいんだということは人間の工夫で覚えさせ、
吠えちゃいけないんだということは人間の強い意思と態度で覚えさせます。
感情のこじれてしまった隣人には今まで通りの低姿勢でいいと思いますよ。
和解することはむずかしいでしょう。
これ以上の迷惑を増やさない努力をするしかないと思います。
いつもいつも申し訳なく思っていますという態度を常に見せておくしかないですね。
犬が吠えるたびに隣家が気になってイライラするでしょうが、
そのイライラを犬にぶつけないでくださいね。
しつけはしつけ、冷静になって犬と人がよりよく暮らすことを考えてくださいね。

Re:雄犬の去勢について 
yuttinさんへ。
おひさしぶりです。もう5.5ヶ月になったんですね。
去勢手術を受ける時期については獣医さんによっていろいろな考え方がありますので、
かかりつけの先生に相談するのがいちばんだと思いますが、
私としては体ができあがった1歳過ぎに、体調のいいときを見計らってがおすすめです。
夏の暑さと冬の寒さに体調を左右されることのない春か秋に受けるのがいいと思います。
麻酔導入の時間を除けば、実際の手術の時間はほんの短時間、10〜15分で済みます。
タマタマの毛を剃って、切って、結んで、縫って、終わりです。
オスの去勢の場合はお泊り入院になることは少なく、日帰り中心ですが、
獣医さんによっては術後の麻酔の覚め具合を確認するために入院をすすめるところもあります。
これもかかりつけの先生に聞いてみてください。
費用についても病院によってまちまちなので、先生に聞いてみてください。
市町村から助成金が出る地域もありますから、その点も確認してみてくださいね。

◆獣医師広報板サポーター◆
獣医師広報板は多くのサポーターによって支えられています。
以下のバナーはサポーターの皆さんのもので、口数に応じてランダムに表示されています。

サポーター:新日本カレンダー株式会社ペピイ事業部様のリンクバナー

サポーター:ペットコミュニケーションズ株式会社様のリンクバナー

サポーター:ペット用品通販Gズ\ィエ.COM有のリンクグオー

あなたも獣医師広報板のサポーターになりませんか。
詳しくはサポーター募集をご覧ください。

◆獣医師広報板メニュー
獣医師広報板は、町の犬猫病院の獣医師(主宰者)が「獣医師に広報する」「獣医師が広報する」
ことを主たる目的として1997年に開設したウェブサイトです。(履歴)
サポーター広告主の方々から資金応援を受け(決算報告)、趣旨に賛同する人たちがボランティア
スタッフとなって運営に参加し(スタッフ名簿)、動物に関わる皆さんに利用され(ページビュー統計)
多くの人々に支えられています。

獣医師広報板へのリンクサポーター募集ボランティアスタッフ募集プライバシーポリシー

獣医師広報板の最新更新情報をTwitterでお知らせしております。

Copyright(C) 1997-2024 獣医師広報板(R) ALL Rights Reserved
許可なく転載を禁じます。
「獣医師広報板」は商標登録(4476083号)されています。