ダックス。
　ミニチュアダックスはほぼペット系と考えてよいかと。すくなくとも町で見掛ける個体の目つきや動きからすると、狩りに熱心な雰囲気は読み取れません。
　スタンダードは最近あまり見掛けませんので「いまの」大勢についてはあまり自信がありませんが、すくなくとも１０年ほど前は、「やりそう」な個体が散見されました。
　つまるところ、親についての情報が消えてしまうペットショップでの購入はお勧めしません。純血種ならプリーダー直がお勧めです。

　ただ、別の理由でダックスはお勧めしません。必ずということではないものの、仔イヌはウサギ跳びを真似ることがあり得ます。ウサギ跳びはダックスの背骨によくなさそうです。

　おはぎさんが「どういうイヌとの生活」を夢見ておられるかにもよるのであくまで控えめな提案、ですが、もし私が同じ状況だったら、１　のほほんとした母犬に育てられた雑種　２　のほほんとして見える仔犬　を選択します。１）は動物病院などに声をかけておくと、いずれ泥がありましょう。２）は各地の愛護センター等で引き取り可能です。
　あるいは３）すでに落ち着いた成犬　も動物病院などのウワサでひっかけられる可能性があります。はしゃがない年齢なら、レトリーバーなどの大型犬も小動物への加害可能性が少ないですから。

　イヌを飼うのに急ぐことはありません。「飼おうか」という気になると、町でイヌが急に目につくようになりませんか？　よく見ましょう。時間があれば飼い主に話をきいてみましょう。犬種図鑑の類を一冊でなく数冊、読んでみてはいかが？

　動物同士はみんなオトモダチというのはヒトの幻想でして、イヌにとってのウサギは普通のメニューです。代表格といってもいいぐらい。ウサギを見て仲良く遊ぼうと思うイヌのほうがヘンで、美味しそうと思うほうがノーマルです。
　つまり、イヌとウサギを同居させるというのは、かなりの高難度なのです。
　拙宅には４頭のイヌがいて、ネコもいます。ネコはウサギよりはイヌにとって美味しそうでないのですが、それでも新たにネコを迎えいれるとなれば、私は相当に緊張します。ウサギだったら・・・多分完全非接触型にします。プレイリードッグの世話をしている時にイヌの一頭は寄ってきますが、ハッキリ、御馳走が落ちてこないか期待している目をしています・・・。
　各種設定によってイヌとウサギが平和的に同居し得るのは確かですし、そこから得られる喜びは大きいものですが、そう簡単なハナシでもないのです。かのローレンツでさえ、容易ではないと書いているぐらいでして。
　どうか時間をかけてイヌについて勉強しつつご検討のほどを。