一飼い主です。
獣医さんの意見を求めていらっしゃるのに横レスですみません。
こんなふうに考える者もいると知っていただきたくて書き込みます。

私はこれまでたくさんの犬や猫と暮らしてきましたが、
一度も安楽死を選択したことはありません。
それは、安楽死なんてかわいそうとか、安楽死なんてひどいという感情の問題ではありませんし、
死なせたくないからそのときを先延ばしにしているというのでもありません。
死はどんな生き物にも必ず訪れる、それを自然に受け入れさせたいと思うのです。
苦しんでいる姿を見ているのはつらいです。
でも、だからといって苦痛から解放するための手段として安楽死は選びません。
人間は自殺をしたり安楽死を望んだりして自分から生を断ち切りたいと願うことがあります。
でも、人間以外の動物は自分から進んで死を望むことはないと私は思います。
けして無駄に苦しんでいるのではなく、最後の最後まで生きることに執念をもち、
闘い抜こうとする動物を私は尊敬します。

苦しみぬいて力尽き、眠るように逝った子がいました。
苦しみながら声をあげ、突然倒れて息を引き取る子もいました。
みんな自分の体の異変に不安と恐怖を感じながら、でも立派にそれに立ち向かった結果が死です。
生きている間たくさん誉めてあげることはありますが、
死の時がいちばんうちの子たちは誉めてもらえます。いい子だね、と。

私のような考え方は死の瞬間に関与したくない無責任な考え方だと思う人もいるでしょう。
苦痛にもだえる動物を見ていられるなんて鉄面皮かと思う人もいるでしょう。
異論はあるでしょう。
私はこれまでのことを後悔していません。これからも安楽死は選択しません。