獣医師広報板ニュース

意見交換掲示板過去発言No.0000-200311-114

re なやさん
投稿日 2003年11月12日(水)00時12分 はたの

獣医師ではありませんがご参考まで。

 どこまで大丈夫か、というのは実は客観的に決められるものではなく、飼い主(もしくは判断者)の価値観によるわけです。
 私自身は、なやさんと同じく、あやしいものは食べさせないようにしています。
 が、たとえばノイヌなどは、相当に腐ったものでも食べます。ただ、100パーセント平気というわけではなく、体調が悪かったり体質が弱い個体はそれで吐いたり下痢したりして死ぬこともあり得ます。
 そのリスクをどう評価するか、ということなのです。
 これにはいろんな要素があります。あやしいものを食べ慣れているかどうか、あやしいものを食べ慣れている親に育てられたかどうか、生まれつきの体質、その時の体調etc。
 ウチのイヌにあやしいものを食べさせないのは、(掃除の手間も含め)嘔吐や下痢をしてほしくないという理由も強くあります。健康面でいうのなら、転ばぬ先の杖程度の意味しかありません。つまり、そうとうなものを食べても8割9割はオーケイなわけです。目を放した隙に、猫の糞だの陸ガメの糞だの路上で腐っているネズミやヒミズの死体だのを口にされてしまったこともあります。だからどうということはありませんでした。

 ヒトなら一発でピーゴロになるようなものを食べても、8、9割は大丈夫、ただし残り1割(数字はいずれもたとえですが)は何か起きるかも、そして回数食わしていればいずれその1割にぶち当たる、ということで、この確率をどう読むか、ということなのです。

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