獣医師広報板ニュース

意見交換掲示板過去発言No.0000-200401-1

雌犬の尿失禁
投稿日 2004年1月2日(金)00時31分 はたの


 ハスキー×日本犬雑、9歳、23Kg、避妊(生後約1年で)雌、室内飼育、散歩は日に3〜4回。室内にトイレあり、犬の中では雌雄含めて第一位で、排泄時に他個体からの感傷はなし。もともと、薄い尿を大量に排泄する傾向あり、性格は支配的。太りやすい体質なので、体重を見つつ飼料の制限はかけています。
 既往症(1)1〜2歳にかけて、脂肪未消化の軟便多く消化酵素を飼料に添加 (2)3〜4歳にかけて脱毛、低いT3/T4値があり、チロキシンの補充。いずれも現在までに中止。
 腰部等への外傷歴なし。

 1年ほど前から軽度の尿失禁あり。睡眠中覚醒中にかかわらず、横臥位または下半身が横臥位で上体を起こした姿勢で、本人もあまり意識ないのに極少量〜数十mlの失禁。意識して排尿する際には、ガマン、開始、終了時とも異常なし。
 ということで塩酸フラボキサート 50mg/head/sid PO を処方していただいて継続中です。
 が、この数日、失禁の頻度が急増しました。

 括約筋のトレーニングというのもなかなか困難そうなので、かかりつけと相談の上、塩酸フラボキサートとは別系統の薬の併用、あるいは支配的な性格でもあることから、エストロゲンの補充などを検討したく思っています。
 単なる括約筋の機能不全以外に疑うべき事項があるか、どういう方策、あるいは方策の組み合わせが選択肢としてありうるかご意見を頂ければ幸いです。

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