意見交換掲示板 2004年1月14日(水)16時54分

１月１３日の　アヤさんへ

心臓と肺の履歴があって、治療をしてきた症例であれば、残念ながら、民間療
法でどうにかできるレベルのお話ではないように推測します。

循環器由来の発咳があれば、利尿剤を投薬するのは一般的な処置であると思わ
れます。こちらの効果が落ちてきたのであれば、薬用量の増量や他の薬剤との
併用が次のステップになるはずです。
この手順での効果が得られない程進行しているのであれば、私の場合、ステロ
イド剤や脳における発咳中枢の抑制を目的とした薬剤を使用します。
ただし、こちらの薬剤は病態の改善を図ることはできません。咳は抑制できま
すが、肺の中における液体の除去には作用しません。
つまり、外観上の咳の苦しさは改善してくれますが、病状そのものは少しも改
善されません。肺における液体含有量は、咳が出ない分進みます。
したがって、利尿剤の投与も平行して実施される必要があります。

ただし、発咳中枢を抑制する薬剤も連用を目的とした薬剤はありません。患者
の状態と相談しながらの投薬なります。

獣医師広報板は多くのサポーターによって支えられています。
以下のバナーはサポーターの皆さんのもので、口数に応じてランダムに表示されています。

$サポーター：ペット用品通販Gズ\ィエ.COM有のリンクグオー$

あなたも獣医師広報板のサポーターになりませんか。
詳しくはサポーター募集をご覧ください。

獣医師広報板は、町の犬猫病院の獣医師(主宰者)が「獣医師に広報する」「獣医師が広報する」
ことを主たる目的として1997年に開設したウェブサイトです。(履歴)
サポーターや広告主の方々から資金応援を受け(決算報告)、趣旨に賛同する人たちがボランティア
スタッフとなって運営に参加し(スタッフ名簿)、動物に関わる皆さんに利用され(ページビュー統計)、
多くの人々に支えられています。

獣医師広報板へのリンク・サポーター募集・ボランティアスタッフ募集・プライバシーポリシー

獣医師広報板の最新更新情報をTwitterでお知らせしております。 @mukumuku_vetsさんをフォロー