獣医師広報板ニュース

意見交換掲示板過去発言No.0000-200403-186

マルチレス
投稿日 2004年3月25日(木)18時35分 投稿者 プロキオン

3月25日の わにゅさんへ
動物検疫所関連から出てきた話であれば、間違いのないところですね!
私の方のニュースソースは、関係者からの「このようなプレスリリースが
あった」というものですから、そちらの方がよっぽど確かです。
おそらく、農林水産省の広報関係のページを見れば掲載されているのでは
ないでしょうか。
自粛は文字どうり自粛だと思いますが、それで不利な扱いを受けるか否か
は、当事者でもないと答えにならないと思います。


3月25日の みさとさんへ
尿石症用の療法食を食べていれば、飲水量は増えていると思われます。
消化管における水分吸収能力以上に飲んでいるのか、あるいは、吸収能
力に問題があるのかは、実際に見てみないと、判断できません。
今後とも、注意はしていてください。


3月25日の aspipapaさんへ
>或る方から、○○○○○○○○○をすることによってマーキングを抑え
 られるやに、聞いたものですから、その真偽、オスでも効くのか、副作
 用等お聞きしたかったのです。

横レスになりますが、その医薬品は黄体ホルモン製剤であって、犬や猫の
雌を「妊娠」と同じ状態にするための薬品です。
すなわち、妊娠していなくても体におけるホルモン支配が妊娠した状態に
なるのです。妊娠した雌は、発情しないということを目的としています。
したがって、雄犬における使用は、メーカーとしても想定していませんし、
また、マーキング行為について有効という承認も受けていませんし、その
確認もしていないのではないでしょうか。

女性ホルモンにも、卵胞ホルモンと黄体ホルモンがありますが、この製剤
の作用としては、卵巣における卵胞の発育を抑制することと、子宮の中に
ある卵胞やその他の細胞成分の保護となります。
標的となる卵巣と子宮が存在しない雄犬において、どのような作用が発現
するかは、分かりません。
投薬の主作用がないからには、すべて意図しない副作用しか現れないとい
うことにもなりかねません。
お話をされたある方というのは、どのような根拠に基づいてのことなので
しょうか?

これは想像なのですが、もしかして、雄犬に雌犬のホルモンを投薬すれば
雌犬化して、(雄としてではなく)雌犬のように振る舞うので、マーキン
グが減るということを期待されたのでしょうか?

もし、そうなら、これは勘違いです。女性らしい所作や行動というのは、
黄体ホルモンによって抑制される卵胞ホルモンももたらすものです。今回
のお話の薬剤は、先に申しましたように黄体ホルモン製剤ですので、発情
した雌犬を母犬にするものです。
マーキングとは、別個のものと考えていただいた方がよろしいでしょう。



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