獣医師広報板ニュース

意見交換掲示板過去発言No.0000-200410-224

タンタンさんへ
投稿日 2004年10月19日(火)03時22分 投稿者 みう

私は単なる猫の飼い主ですが動物検疫についてだけなら多少書けることがあります。
現行(10月5日以前)の動物検疫で1番重要視されるのは狂犬病についてだったように記憶しています。
カナダから連れて帰ってきた猫ちゃんであれば空港付近の係留用の施設で最低2週間の係留検疫を実施されていたはずですが、狂犬病以外のウィルスに感染していないとは断言できないと思います。
書類上は「健康上、何の問題もなし」とされて日本に到着したのだと思いますが通常のワクチン接種では完全に防げない病気もありますよね。現在は発症していなくても。
現に耳ダニやノミを付けて日本に来る動物は結構多いと聞きます。
それに日本に到着して後は、どうなのでしょう?無菌状態で飼育されたのでしょうか?
子猫が生まれたということは、その人は他の猫も一緒に飼われているんですよね。
嫌な話ですが獣医さんの待合室などでマナーのない飼い主の飼い猫などから院内感染を受ける場合だって実際にあるんです。
私の猫は待合室でノミをうつされたことがありますがノミを媒体にして感染する病気だってありますよ。
また、環境(カナダから日本への移住で)の変化から体調を崩す、風邪をひく等も猫であるなら当然考えられます。
その子猫たちの飼い主さんにケチを付けるつもりはありませんが、里親として譲渡を受ける際には後々でトラブルにならないためにも血液検査や健康診断は事前にされてクリアにしておいたほうが良いと私は思っています。
私が猫を譲渡する時は必ず健康診断書と血液検査証明書、ワクチン接種証明書を添えてお約束書を交わします。経費はかかりますけど大切なことだと思っています。

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