獣医師広報板ニュース

意見交換掲示板過去発言No.0000-200501-201

RE、口腔内の肥満細胞腫
投稿日 2005年1月25日(火)17時21分 投稿者 田口正行

一般的に肥満細胞腫の切除余白は3cm以上が必要だと考えられています。
2cmでは切除辺縁に腫瘍が残るとの報告もあります。
上顎で3cmの余白をとることを考えると、腫瘍の根治を狙うのであれば鼻を残すことには危険が伴うと考えられます。
ただし、再発?再度の原発?を考えると、この子に肥満細胞腫を起こしやすくしている遺伝子の異常が存在する可能性(知られているのは、c−kit受容体の変異で大学での検査が可能です)が考えられますので、検査を受けられても良いかもしれません。
(高価な薬ですがここに遺伝子変異があれば内服薬での治療の可能性があります)

また、転移が起こって口唇に腫瘍が出ているのであれば根治は困難と考えられるので、治療方針を緩和目的に考えを切り替えることも間違いではないと思います。

放射線治療は、現時点では大学病院のほかは限られた施設でしか行えないのが実情ですが、もしも かかりつけの病院でこの治療が行えるのであれば、そちらの施設へ相談されることが良いと思います。

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