獣医師広報板ニュース

意見交換掲示板過去発言No.0000-200501-210

愛犬モナカ
投稿日 2005年1月26日(水)03時05分 投稿者 fuzz

たくさんのレスありがとうございました。
愛犬モナカは26日午前0時半ごろ亡くなりました。
最期は夜間の救急病院で家族5人全員に看取られて逝きました。獣医さんと看護士さんも最後の最後まで必死に頑張って下さいました。駆けつけた時がもう手遅れの状態だったことは重々承知の上だったので無茶な治療をお願いしまったことを申し訳なく思います。

彼女は3ヶ月という短い人生でしたが、私たちに幸せな時間を与えてくれました。ボーダーコリーは頭がいいと聞いていましたが、2ヶ月でお手とおかわりが出来るようになりました。いじきたないモナは待ては出来ませんでしたが(笑)

結局、一度もお風呂に入ることも、外を散歩することもできませんでした。(予防接種が終わってなかったので)リードを付けて歩く練習をしていたのが楽しかった日々です。

最後、肺に水がたまりだして気持ち悪い時まで点滴をし弱っていた腎臓を無理やり動かして、苦しい思いをさせてしまったことは本当にかわいそうなことをしたと思っています。でも、一番つらかったのはもなちゃん本人だし、最後は全員で看取れたことを考えると私たちの考えていた一番いい状態で死を迎え入れることが出来ました。

このたった3ヶ月の命から(実際にウチにいたのは1ヶ月半くらい)、どんなに辛くて苦しくても生き延びようとする”生きる強さ”を学ばせてもらいました。本当に苦しそうで呼吸困難な時に、もう楽にしてあげたい気持ちに傾きました。でもここの掲示板で、
”もう死にたい”と思うのは人間だけだというのを読み、見てられない程かわいそうなときも目をそらさずに必死にむかいあいました。最後息を引き取るときもかなり苦しそうで、肺から水が出てきてしまう程頑張らせてしまい、大変な苦痛を与えてしまいました。

何度も同じことばかりで申し訳ないのですが、苦しいがる中、最後まで立ち会って向き合えたことがもなちゃんに恥ずかしくないことだったと思います。私は昔ハムスターを4匹飼っていましたが、3匹は病気で亡くなりました。私の臆病な性格も手伝って、そのときは死を迎え入れることが怖すぎて最期に彼らから目をそらしてしまいました。それを考えると自分を成長させてくれたもなちゃんに本当に感謝です。

愛玩動物は、飼い主にいろんなことを学ばせてくれます。健康な時に可愛がることはもちろんのことですが、命、死、絆など真剣に考えさせてくれる、言ってみれば生きる教科書だと思います。育て始めたペットに責任をとるということはどういうことは一番わかるのは死を迎える瞬間だと思います。今元気でもそのことにしっかり心の準備をすることは決して不吉なことでもなんでもないと言えます。ペットと過ごした思い出を大切にしたければそのときをどうしてあげるかだと思います。ペットは自分で判断して病院にいくことはできません。生まれたばかりの赤ちゃんのように親の判断に命を任せるしか道はないのです。

私は幸せです。

駄文になりました。悲しい知らせなので気分を悪くしてしまった方がいたらごめんなさい。今の心境を忘れないためにここに書かせてもらいました。これからも時々目を通させていただきます。
長い拙い文に最期まで目を通してくださり本当にどうもありがとうございました。
もしよかったらメールください。

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