私の経験談です。子ネコの哺乳は、歯が生え出す時期になりますと、哺乳瓶の先のゴムの部分を噛み切ってしまいますので、病院からいただく注射器（プラスチックのもの）を使います。（使い終わったら病院に返します）その時は、あまり勢いよくミルクをやると肺につながる気管のほうにいってしまいますので、ゆっくりと飲ませます。そのうち段々と自我が芽生えていくのか、自分で飲みたがるようになります。そうなりましたら、お皿にいれて自分で飲ませます。（なかには、いつまでたっても自分で飲もうとしない甘えん坊さんもいますが・・・）離乳は、他に大人のネコがいる場合は、そのネコが食べるカリカリや缶詰に自然と興味を示していきますので割と簡単にできるのですが、１匹の場合は子猫用の缶詰を指先につけ子ネコの口の中や上につけてやります。すると子ネコは「これ美味しいニャン！」と言って（？）自分で食べ始めます。嫌がる子は、他の味の缶詰を数種類用意をして、好みの味を見つけます。ミルクでふやかすと嫌がったり（お湯だと食べる）、子ネコ用の缶詰は食べずに成猫用だと食べる子ネコもいます。とにかくお肉系・マグロ系・かつお系などなど、猫用の缶詰はたくさんありますので、いろいろ試してみてはいかがでしょうか？食が太い子・細い子といますが、子ネコのうちは下痢をしない程度に食べるだけ食べさせてあげてもいいと思います。しかし食べるものが変わると、初めは軟便になりやすいですが下痢をするようでしたら早めに獣医師に相談してください。子ネコは、朝は元気に遊んでいたのに、夜になって具合が悪くなり、そのままあっという間に亡くなる・・・ということがあります。ただの下痢、ただのくしゃみ・鼻水でも、命取りになることがありますので注意が必要です。ちょうど母ネコからの免疫が切れるころが要注意です。あまりにも食事をしない場合は、強制給餌も必要です。ネコは本来肉食性の動物なので、高たんぱく・高カロリーが必要で、成長期には通常の２〜３倍くらい（？）の代謝エネルギーが必要となります。
子ネコを育てるのは、いろいろとハラハラドキドキしますが、あのかわいいしぐさを見てると時間があっという間に過ぎていきますよね。