獣医師広報板ニュース

意見交換掲示板過去発言No.0000-200502-90

転倒と脾臓の血腫との関連について
投稿日 2005年2月10日(木)17時09分 投稿者 misa

はじめまして。先月我家のヨークシャテリアが脾臓の血腫の摘出手術を
受け、その後回復しました。血腫のできた原因はわからないと病院で
言われたのですが、転倒のせいではないかと家族は思っているので、
よかったらご意見よろしくお願いします。経過は、★1月3日 散歩中、河原から転がり落ちました。その日から、少し元気がないように見えました。
★1月6日 へばりこんでしまう位元気がなくなり、腹部が膨らんでいま
した。レントゲンで、腹部に腫瘤が写っていました。血液検査で白血球
が多く、赤血球とヘモグロビンが少なくなっていました
貧血と言われ、エリスロポエチン注射を受けました。
夜、血尿が出ました。★翌日夜に血尿は治まり、徐々に元気回復しましたが、腫瘤は直径約8センチとかなり大きく、開腹手術を勧められ28日に手術を受けました。下の写真は摘出した脾臓です。
病理検査の結果→■腫瘤部には、広範囲かつ重度な出血、壊死が認められ、腫瘤自体は
血腫状の組織像を呈していた。内部は完全な壊死に至っており、観察
可能な細胞は残存せず。脾臓との境界に相当する腫瘤周辺部には炎症
細胞浸透とともに、肉芽組織や結合組織の増生が認められたが、異常
な細胞は見られず。脾臓には重度なうっ血と濾胞の萎縮、骨外造血が
観察された。原因としては、脾臓の結節性過形成や血管腫が壊死に
陥り、血腫状を呈することが想定される。しかし、送付組織では壊死
が強く、先行病変の確定には至らない■

転倒するまでは、ピンピンしていたので、転倒して内臓で出血しているのでは?と
3軒の病院にかかりましたが、いずれの先生も、転倒については関係ない、たま
たま時期が重なっただけ、とおっしゃいました。
家族はそれに納得がいかないのですが、この血腫が転倒によるものである可能性
はないのでしょうか?助言よろしくお願いいたします。 

画像:

◆獣医師広報板サポーター◆
獣医師広報板は多くのサポーターによって支えられています。
以下のバナーはサポーターの皆さんのもので、口数に応じてランダムに表示されています。

サポーター:新日本カレンダー株式会社ペピイ事業部様のリンクバナー

サポーター:ペットコミュニケーションズ株式会社様のリンクバナー

サポーター:ペット用品通販Gズ\ィエ.COM有のリンクグオー

サポーター:ホームドクター・専門診療・救急:神奈川最大級のプリモ動物病院グループ様のリンクバナー

あなたも獣医師広報板のサポーターになりませんか。
詳しくはサポーター募集をご覧ください。

◆獣医師広報板メニュー
獣医師広報板は、町の犬猫病院の獣医師(主宰者)が「獣医師に広報する」「獣医師が広報する」
ことを主たる目的として1997年に開設したウェブサイトです。(履歴)
サポーター広告主の方々から資金応援を受け(決算報告)、趣旨に賛同する人たちがボランティア
スタッフとなって運営に参加し(スタッフ名簿)、動物に関わる皆さんに利用され(ページビュー統計)
多くの人々に支えられています。

獣医師広報板へのリンクサポーター募集ボランティアスタッフ募集プライバシーポリシー

獣医師広報板の最新更新情報をTwitterでお知らせしております。

Copyright(C) 1997-2024 獣医師広報板(R) ALL Rights Reserved
許可なく転載を禁じます。
「獣医師広報板」は商標登録(4476083号)されています。