獣医師広報板ニュース

意見交換掲示板過去発言No.0000-200506-39

猫の内臓ヘルニアについて
投稿日 2005年6月8日(水)16時12分 投稿者 散歩道

3日前に♀の仔猫を拾いました。最初は特に異状には気づかなかったのですが、家に連れ帰っても水も食べ物も取らないので変だとは思っていました。夜になってふと気づくと息をするのにお腹をものすごく動かして苦しそうで、てっきり肺炎かと思い、明くる日に病院へ連れて行きました。
レントゲン検査の結果、内臓ヘルニアと判明しました。足にほぼ治りかけた大きな傷跡があるので交通事故が原因だと思われます。素人なのでよく分かりませんが、お腹の下半分近くは真っ白で何も内容物が写っていませんでした。
体はとても小さく、4ヶ月くらいの仔猫なみですが、永久歯が生えているので生後一年くらいだそうです。息が苦しそうなこと以外、体はノラ生活のため痩せてお尻の骨が触りますが、毛並みはつやがあり、目も鼻も口もきれいです。動きは活発ではありませんが、後をついて外へ出たり、カエルを追いかけたり、ベッドくらいの高さなら平気で飛び上がります。
食事は最初ドライフードを3、4粒、牛乳を4、5口というところからスタートして、今では一度にドライフード12粒ほど、牛乳20口ほどになり、1日に何回にもわけて必要量を摂っているようです。(何故か水は飲まないのです)
先生からは、「癒着もあるだろうし手術自体が命がけの大手術になる、剥離に成功しても肺の環境が変わることによって死んでしまうこともある。細々と生きられる可能性もあるが、突然呼吸困難で死亡するかも知れない」などのお話しを聞きました。ネットで調べましたら、やはり交通事故が原因のヘルニアを手術して結局死んでしまったという体験談もあり、どうしたらよいか悩んでいます。
体力がついてきたら、一度そういう手術のできる専門の病院で、MRIとか精密検査を受けようかと思っておりますが、
@癒着の状態とか、どの臓器がどの程度入り込んでいるのか、ということは開腹しなくても分かるものでしょうか。
Aどの程度のヘルニアなら手術した方がいい、という指針はありますでしょうか。
B命がけの大手術より、このまま細々とでも生きられるだけ生かしてやる方がよいのでしょうか。
これらについて、お手すきの時、何卒ご教示頂きたく、お願い申し上げます。

◆獣医師広報板サポーター◆
獣医師広報板は多くのサポーターによって支えられています。
以下のバナーはサポーターの皆さんのもので、口数に応じてランダムに表示されています。

サポーター:新日本カレンダー株式会社ペピイ事業部様のリンクバナー

サポーター:ペットコミュニケーションズ株式会社様のリンクバナー

サポーター:ペット用品通販Gズ\ィエ.COM有のリンクグオー

あなたも獣医師広報板のサポーターになりませんか。
詳しくはサポーター募集をご覧ください。

◆獣医師広報板メニュー
獣医師広報板は、町の犬猫病院の獣医師(主宰者)が「獣医師に広報する」「獣医師が広報する」
ことを主たる目的として1997年に開設したウェブサイトです。(履歴)
サポーター広告主の方々から資金応援を受け(決算報告)、趣旨に賛同する人たちがボランティア
スタッフとなって運営に参加し(スタッフ名簿)、動物に関わる皆さんに利用され(ページビュー統計)
多くの人々に支えられています。

獣医師広報板へのリンクサポーター募集ボランティアスタッフ募集プライバシーポリシー

獣医師広報板の最新更新情報をTwitterでお知らせしております。

Copyright(C) 1997-2024 獣医師広報板(R) ALL Rights Reserved
許可なく転載を禁じます。
「獣医師広報板」は商標登録(4476083号)されています。