獣医師広報板ニュース

意見交換掲示板過去発言No.0000-200506-79

コツさんへ
投稿日 2005年6月12日(日)18時44分 投稿者 ママ&パパ

心臓弁膜症とは、『僧帽弁閉鎖不全症』ではありませんか?犬の医学の本を読んで参考になればと思い書き込みしました。僧帽弁は心臓の左心房と左心室の間に位置する2枚の薄い弁で、心臓が収縮したさいに心房と心室を閉鎖し、左心房への血液の逆流を防ぐ、この病気は、この弁が粘液変性によって肥厚し、完全に閉鎖できず、血液の一部が弁の隙間から左心房内に逆流し、左心房および肺静脈の圧が上昇し、肺における血液のうっ滞がおこり、この状態が長く続くと心臓のポンプ力が低下し、心不全状態をきたすことになる。また、弁を支持している腱裂が断裂し急激に悪化し、心臓の収縮時に弁の隙間からジェット気流のように逆流する血液の物理的刺激により、左心房または左心耳が障害され出血して突然死もある。(症状)心内雑音、進行すると発咳、この咳は肺のうっ血、肺水腫に起因する。犬はゼーゼーと苦しそうに咳を発し、運動時や夜間から朝方にかけて激しく続くようになる。また、肺水腫が重度になると呼吸困難や下の色が青紫色(チアノーゼ)でこのまま放置すると死亡する。(治療)運動制限、心臓薬、拡張剤、利尿剤など。      もし違うならいいのですが、大切なワンちゃんのことですから、きちんと病院で説明を受けたほうがいいと思います。病院にも医学の本とか先生は持ってるとおもいますよ。カルテは見れないと思いますが、M1と書いてあれば僧帽弁閉鎖不全症ですよ。余計なことだったら書き込んでごめんなさいね。 

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