あかねさんの書き込みがあった次の日、読売新聞本社が実施したペットに関する全国世論調査の結果が紙上に掲載されていました。
その結果に寄せるコメントとして、よこはま動物園ズーラシアの増井光子園長がこんなことを述べていました。
「ペットは服を着せられたりマニキュアを塗られたり、着せ替え人形のように、人間の趣向で扱われている。これはペットにとって不幸なことではないか」
保温や皮膚の保護のために必要があって着せる以外は、私は犬に服を着せるのには共感しません。
共感はしませんが、服やマニキュアや香水によって「かわいい」や「いい匂い」がその子の価値を高め、より大切にされるのならそれもまた良しと思います。どういうかわいがり方をするかは飼い主の自由ですから。
でも、嫌がるそぶりがないからいいんだとなると、それはどうかなぁと思います。犬は飼い主が喜ぶことなら我慢して耐えてしまいますから。
健康面での疑問はあります。マニキュアをした爪を噛んでも平気なのでしょうか。香水をふった体を舐めても平気なのでしょうか。嗅覚を大切な感覚として生きている犬にとって人工的な匂いを身につけることは性ホルモンの代謝などに影響はないのでしょうか。
それらをよく調べたうえでファッショナブルな犬にするのなら、それは飼い主の自由だと思います。