リサさんへ。
わんちゃんが自分で出したおしっこの匂いをシートにつけておくのもいいですが、それよりも効果的な方法があります。よその犬のおしっこの匂いを少しつけておくのです。リサさんのわんちゃんがオスならよそのオスのおしっこの匂いを、リサさんのわんちゃんがメスならよそのメスのおしっこの匂いを。異性のおしっこでも効果はありますが同性のおしっこの匂いのほうがライバル心が働くので「このうえにかけなきゃ」っていう気になります。
お散歩コースでよく会う犬がいたらその飼い主さんに事情を話して「おしっこをしたらこのティッシュに少しおしっこをつけておいてもらえませんか?」とお願いしてみるといいと思います。そのティッシュをリサさんのわんちゃんのトイレにポンと置いておくだけでいいです。シートにこすりつけたりする必要はないですよ。匂いは長く残りますからそのティッシュはずっと使えます。

あと、お散歩中におしっこをした瞬間に「そう、シーね。シーシーね」など、<おしっこをすること>と<シーという言葉>を結びつけて覚えさせてください。そして室内トイレの前で「ここでシーだよ。シーしていいんだよ」と何度も言って、おしっこをしてもいい場所であることを理解させてあげてください。

家のなかで排泄をしないことが習慣になっている犬に室内トイレを教えるには根気が必要です。何週間も何ヶ月もかかるかもしれません。「ここでしなさい」ではなく「ここでしてもいいんだよ」という気持ちで見守ってあげてくださいね。