獣医師広報板ニュース

意見交換掲示板過去発言No.0000-200609-149

Re:2  不妊手術時に残された卵巣について
投稿日 2006年9月10日(日)12時25分 投稿者 X

おはようございます。

まず、皮膚の色素沈着については、
もしそれが(性)ホルモンによるものであれば
基本的には左右対称的にかゆみのない脱毛そして
色素沈着になっていくと思います。他の色素沈着の原因には
アトピー・マラセチアなどによる慢性皮膚炎などがあります。

腹腔内の縫合糸などのアレルギー...それにともなう炎症が
あるかどうかは、ここで診察していないものが
あまりいろいろ述べることは差し控えるべきことと思いますが、
少しだけ...まず、炎症があるかどうかは血液検査で
ある程度わかるように思います。また、エコー検査というのも
本人の負担がなくいいと思います。ただ、これは私見でひとつの
考え方ですが、検査は治療のため...検査結果がどうであれ
治療に変更はない、この場合、炎症がある・・糸があやしいとなっても
手術はしない、また今の状態で特に不都合がないということであれば、
いますぐ検査することもないように思います、特に
本人そして飼い主さんにとって負担になる検査であればですが..。
...あくまでもひとつの考え方です。

乳腺腫瘍(良性、悪性)で手術をする犬の腹部などの色素沈着との関係...
これは、色素沈着があれば手術に影響するか?ということでしょうか?
もし、そうであれば単に色素沈着であればあくまでもケースバイケースですが、
あまり影響ない・気にしなくてもいいように思います。要は、傷がちゃんとつくか、
つきそうかの判断によるかと思います。また、乳腺腫瘍と色素沈着との関係は?
ということであっても手術とは直接関係するものではないと思います。もちろん、
その根本になっているところが他にある(かも)ということであれば、
その治療(手術)もなされるべきだと思います。

腎臓に癒着しているというのが本当であるならば、....ここですね 問題は。
これまた単に私がそう思うというまったく根拠のないことですが、
もし、発情らしきものがないのであれば・・卵巣は取りきれているかも、
ただそれを“ご本人”が気づいていなかった....ということもかるかと思います。
また 機能している卵巣があるかどうかも血液検査でわかることもあるかと思います。

それとすみません、過去のこと(“ご本人”のこと)は読んでいません、たぶん
読まないと思います。

上記はあくまでも私がそう思う程度の話としてお受け取りください。
獣医師の方へ・・間違いがあればご指摘願いますもちろんフォローも。

あと、またまた余計なことを書いてしまいますが、
保護などで突発的に飼い始めるの・・いいと思います。その時点で飼うことができ、
飼いたいと思ったのであればその出会いを大事にされることだと思います。

とり急ぎ以上まで。



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