意見交換掲示板 2006年10月31日(火)10時20分

＞うしこさんへ

シリコンボールの挿入は正確には義眼ではありません。便宜上の義眼という表現になり
ます。
シリコンボールを入れるというのは、眼球をそっくり全部摘出して眼窩に入れる場合と、
眼球内容を摘出して、眼球内へ入れる場合とがあります。
前者であれば、眼瞼を閉鎖してあげて、目が開かないようにすることになります。この
ため、自然な外観とは異なることになります。
後者であれば、眼球の組織の一部を利用する形になるので、より自然な形にはなります
が、眼球組織を残して利用するために「緑内障」のコントロールができている必要があ
ります。すなわち、摘要できない場合もあります。

眼球の摘出が不可避である場合は、眼球全組織を摘出して、義眼床を形成してから、シ
リコンボールではなく、本物の義眼を入れる必要があります。

患者の状態によって、選択肢が分かれてくることになるように思います。

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