普通、文献紹介というものは、自らの論文に記載している内容の根拠や補強・補足としているものですから、できうるかぎり、その文献を入手しやすいように紹介するのを常としております。
論文掲載誌においても、文献紹介の記載の仕方について投稿規程でこれを定めているのが普通です。それが、多くの研究者に読んで貰うためでもあり、引用して貰うためのマナーであるからです。そもそも、読んでもらえないような掲載の仕方では意味がありません。

通常は、執筆者（発表者）・共同研究者、発表タイトル、論文掲載誌名（発表学会名・書籍名）、掲載号数・掲載ページ、年次というような順になります。

今回お尋ねの文献では、文献を探すための大きな部分が省略されていて、いつのどの学会の講演要旨なのか、どの雑誌・会報を探したらよいのかが分かりませんから、ずいぶんと不親切のように感じます。
○○をした佐藤さん、鈴木さんを探したいと尋ねられても、どこの県のどこの市町村に住んでいるかが分からないと尋ねていくのも楽ではないですよね。

きちんとした論文であれば、参考文献は省略されないで記載されているはずですから、それらの文献を紹介されているところで御存知のはずです。省略されていない正式な形で紹介していただくとよいと思います。
タイトルから判断すると一般的なことのようですから、Dr.Hollettの原著を確実に読みこなしてからでも遅くはないようです。