獣医師広報板ニュース

意見交換掲示板過去発言No.0000-200703-84

Re:高齢犬に対する5種混合ワクチン接種ついての質問
投稿日 2007年3月10日(土)16時47分 投稿者 りんママ

はるかぜさん

ただの犬飼いですが。
ご愛犬の為に、キツイことを書きます。
老犬であろうが成犬であろうが、飼い主が見て様子が悪いと感じる場合には犬はかなり具合が悪いのです。
まして、老犬で心疾患を持っており、具合が悪いにもかかわらず主治医へ連絡をせず、このような掲示板に暢気に今後の接種について相談をしているが信じられません。

14才のご愛犬へ今後ワクチンを打つ打たないの問題は、既往症があるのですから、実際に診察している主治医の先生とご相談をする内容であって、掲示板で主治医以外へ相談をする内容ではないと思います。同じく11才のご愛犬もです。

ご愛犬の様子は、注射によるアレルギー(アナフィラキシー、副作用とも言います。)をおこしているように見受けられますが。
接種後に具合が悪くなった場合には様子を見るのではなく直ちに主治医に連絡をすべきです。
アレルギー反応は、早めに対処をしなければ死ぬ場合もあります。

今朝にも電話で主治医に状況を連絡をすることぐらいは出来たと思いますけど。
私だったら、今からでも病院に電話しています。
日頃のカルテもない状況ですから夜間救急病院は、あくまで緊急時です。
老犬になれば、免疫力も落ち、臓器も悪くなってきています。
これまで何でもなかったことでも、悪化させてしまうこともあります。

一飼い主としての意見です。
小型犬は、中大型犬に比べると長生きの傾向があります。
大型犬の場合はめざせ10才で、あとは神様からの贈り物と例えられますが。
年齢だけで老犬という区分けもできません。
人間の場合も年齢よりも若い方もいればそうでない方もいます。
ワクチンの種類によっては、獣医師はご存知でしょうから、5種でなくてもよいかもしれません。
人間の靴の裏などに付着して感染を引き起こすこともあります。
室内犬だから絶対に安全だということもありません。
ただ、アレルギーをおこしたことがあるのにリスクを負ってまで接種する必要があるかどうかは、お住まいの地域で発症している病気がどのようなものがあるか獣医師は知っているはずですから、主治医と相談をして決めればよいのではないですか。
ただ、飼い主に定められているのは、狂犬病ワクチンだけですが、これも心疾患やアレルギーが出た犬は、その年のワクチン接種の免除申請を保健所に行うことで1年間は猶予されます。
特に既往症がある場合、少しの変化でも主治医と何でも相談ができるよう、連携してケアを行うことが結果愛犬の体にも負担をかけることがないと思います

お大事になさいませ。

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