獣医師広報板ニュース

意見交換掲示板過去発言No.0000-200705-190

Re:散歩の際の砂食いについて
投稿日 2007年5月26日(土)15時48分 投稿者 けりーずはうす

食事の回数自体が少ないと思います。
子犬は、まだまだ胃や腸の消化、吸収能力が低い為、一日量を2回に分けて与えるのでは負担が大きくなります。
理想の与え方は、現在の体重を測ります。現在の体重が適正かどうかは、獣医師にでも相談なさってみてください。
次にドッグフードの袋に体重に見合った量が書いてあるはずですから、それを守りましょう。
それを3-4等分して1日に3-4回与えるといいでしょう。
1週間で成長し、体重は増えますから、1週間ごとに体重も測り、フードの量をその分増やしていきます。

ドッグフードについてですが、現在は「大型犬種の子犬用」というのが各種のメーカーで用意されています。
なるべくこちらを選ばれた方が、犬の成長がかなり良好なように思えます。
また、4ヶ月齢くらいからカロリーを控えめに与えることで、緩やかに成長を促し、この時期には負担が大きくなる筋肉や骨への影響をなるべく小さくしようという
考え方のメーカーもあります。

いずれにしても、砂程度は大きな問題にはなりませんよ。
もちろん、お腹が空いているということも要因の一つかもしれません。
あるいは、以下のことも考えられなくはないでしょうか。
「お腹が空いたなー。何か食べるものないかな。砂でも舐めてみよう」→「あ、お母さんが騒いでる。あんまりおいしいものではないけど
お母さんがお顔も触ってくれるし、きっといいことなんだ。またお外に出たらやってみよう」
これは、ラブちゃんからの目線ですが、きっとパタパタママさんがついやってしまっていることが、子犬にとってはごほうびとなり
それが砂に執着してしまう理由をつくっているとも言えます。
好奇心旺盛な子犬の時代は、いろんな遊びをして食べられるもの、食べられないものを経験していきます。
穴掘りなども同じことです。
穴掘りをすれば、どうしても砂や土を飲み込んでしまいます。
便秘にならないていどの量であれば、問題ないでしょう。
穴掘りよりも楽しいものがあれば、興味を失うのですから、ボールやフリスビーなどで誘い、気をひくとよろしいでしょう。
コングなどに食べ物を詰め、それで遊ぶようにしてもいいかもしれませんよ。

◆獣医師広報板サポーター◆
獣医師広報板は多くのサポーターによって支えられています。
以下のバナーはサポーターの皆さんのもので、口数に応じてランダムに表示されています。

サポーター:新日本カレンダー株式会社ペピイ事業部様のリンクバナー

サポーター:ペットコミュニケーションズ株式会社様のリンクバナー

サポーター:ペット用品通販Gズ\ィエ.COM有のリンクグオー

あなたも獣医師広報板のサポーターになりませんか。
詳しくはサポーター募集をご覧ください。

◆獣医師広報板メニュー
獣医師広報板は、町の犬猫病院の獣医師(主宰者)が「獣医師に広報する」「獣医師が広報する」
ことを主たる目的として1997年に開設したウェブサイトです。(履歴)
サポーター広告主の方々から資金応援を受け(決算報告)、趣旨に賛同する人たちがボランティア
スタッフとなって運営に参加し(スタッフ名簿)、動物に関わる皆さんに利用され(ページビュー統計)
多くの人々に支えられています。

獣医師広報板へのリンクサポーター募集ボランティアスタッフ募集プライバシーポリシー

獣医師広報板の最新更新情報をTwitterでお知らせしております。

Copyright(C) 1997-2024 獣医師広報板(R) ALL Rights Reserved
許可なく転載を禁じます。
「獣医師広報板」は商標登録(4476083号)されています。