一飼い主側の意見です。

トリカルさんを擁護するわけではありませんが、明らかな初心者飼い主が、愛犬も連れずに問い合わせに出向いているのですから、受け付け段階で「先生から直接説明を受けられますが、料金が発生しますよ」と説明があって欲しかったと思います。

私は医薬品の承認申請に携わる企業にいます。お仕事を発注してくれそうなお客様には、サービスで申請方法に関する薬事法の無料説明を行うことはありますが、これは相手にこちらの経験や知識量を知ってもらいたいという、主として営業上の理由があるからで、本来は薬事法の説明はコンサルティング料をいただく仕事の範疇になっています。

この辺りの事情は、プロキオン先生のご説明もある「動物病院の説明における線引きの難しさ」と同じ問題でして、ですから私個人は「獣医の先生から直接の説明を受けられることに料金が発生する」ことは実に尤もなことと思います。

ただ、トリカルさんが書きこまれた状況だけを拝見すると、病院側の対応は少し不親切ではないかと感じます。私も、単に教えてほしいというお客様には「説明には料金がかかる」ということを最初に伝えますし、それでなくては、民法上の契約要件である「一方が条件の提示を行い、相手がそれを受諾する意思を示す」という契約設立のプロセスを満たさないと考えます。

先生方とすれば、飼い主側から契約条件を確認するべきとお考えかもしれせんが、「説明をうけるには料金がかるか、それとも病院のサービスの範囲で無料か」と問い合わせをすることは、初心者飼い主時代には、結構ハードルの高い質問だということも、ご理解いただければと思います。