塩酸エピスナチン製剤については、犬猫等に服用させたことがないので、分かりかねます。また、私のもっている薬用量マニュアルにも記載がないので、薬用量及び中毒量についても判断つきかねます。

一般的な分類では、「抗アレルギー剤」ということになっており、アレルギー性鼻炎・蕁麻疹・湿疹・皮膚炎等に際して服用されることとなります。
副作用としては、眠気・口渇感・倦怠感・胃部の不快・頭痛・腹痛・動機ということだそうです。これらの副作用は、はなはだ主観的なものとなりますので動物の場合では、傍らで観察していても、異常に気がつきにくいかもしれません。

このような場合ですと、まず薬を処方された医師に製剤の使用説明書を確認していただき、そこに安全性試験における動物での成績を確認していただくのが手っ取り早いかと思います。それでわからないようであれば、製造メーカーに連絡をとっていただいて、確認していただくのか回答を得るための近道だと思います。
安全性試験なしで、認可がおりることはありませんから、犬におけるデーターがなくてもなにかしら他の動物での成績は存在しているはずです。どのような動物で実施されているかで、そちらから類推していくしかないのではないでしょうか。