獣医師広報板ニュース

意見交換掲示板過去発言No.0000-200808-55

Re:Re:Re:食欲不振について
投稿日 2008年8月25日(月)22時38分 投稿者 けりーずはうす

その計算方式でよいのですよ。
ただ、私が行った提案は、犬種や実際の運動量、筋肉量、体型などを拝見していませんから
あくまでも相談内容からの想像でしかありません。
たとえばその量を与えていて、少し肥満気味であるとかであれば、当然与えたカロリーを消費していないのですから
運動量を増やすか(犬にとってはこちらのほうが嬉しいですね)、食事量あるいはカロリーをコントロールすることになります。

また、おやつですが、どういった時に与えているのですか?
しつけなどを行う時にだけ、10%以内に収まるように与えているということでしょうか?
おやつは、与えなければならないということではないと思いますよ。
訓練師さんなどは、わざわざ食事の前のお腹が空いている時間帯に訓練を持ってきて、1日の食事量の一部を訓練のごほうびに用いるくらいです。
喜んで食べるなら、なにもごほうびをジャーキーなどに頼らなくても良いようです。

はなさんの犬さんの8ヶ月という年齢は、ちょうど犬の「アイデンティティー」が育ってきた頃なので
いろいろと試されているのですね。
ご家族のどなたが一番自分にとって都合が良いかなどをしっかりわかっています。
再度しつけについて帯を締める時期でもあるのです。
今、犬に言われるままに食事を手を変え品を変えと与えたり、おやつをあたえますと、とうとうフードを食べなくなってしまうということは
良くあることです。

厳しいことを申せば、私が犬を育てる際の心情は「元気な犬にお願いして食べてもらう必要はない。」なのです。
食事は与えているのです。それを食べない選択をしたのは彼ら犬自身です。
犬の口はいくらでも贅沢になって行きますから、それに呼応していると、再現がなくなってしまうので
「いらないなら、食べなくてよろしい。ならばおやつもなし」です。
1週間もすれば、それでも動くことが多く、お腹が空く若い犬はフードだけでも食べてくれるようになりますよ。
でも、食器が空になるまで食べたことをほめてあげてください。
「わーすごい。全部食べたの、いい子だね」これで、犬は満足なはずですよ。

この根競べに負けてはいけませんよ。
がんばってくださいね。



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