獣医師広報板ニュース

意見交換掲示板過去発言No.0000-200810-49

Re:いろんな意見があるので、本当の事教えてください。
投稿日 2008年10月11日(土)08時42分 投稿者 だぬどん

通常、1歳未満の子犬でごく部分的な症状の場合は、
特別な治療をせず経過観察を行います。
子犬は免疫系が完成されていませんので、ストレス等による一時的なものなら、
成長に伴い免疫件もしっかりしてきて、自然治癒することが多いからです。
しかし、症状が部分的でなく全身に広がった場合、
および1歳を超えても改善しない場合は、
やはり遺伝的な免疫異常があると考えられます。
この場合は繁殖に用いてはいけません。
文面からは、全身性に広がっているようなので、
主治医の先生がおっしゃっていることが正しいのではないかと思います。
相手方(?)さんの言う「注射すればすぐ完治する」は間違いですね。
アカラスの治療法にはいくつかあって、注射による方法も確かにありますが、
通常週1回の注射を3〜6か月継続して打たねばなりません。
それで治った場合も、「とりあえず一時的に虫を抑え込んだ」だけで、
その点も主治医の先生が正しいと思います。
ただ、まだ3カ月の子犬ですので、今は治療が必要としても、
成長に伴い免疫系がしっかりしてくれば、
ある程度自力で虫を抑え込むことが可能かもしれません。
その場合は、継続的な治療は必要なくなるかもしれません。
が、その場合も、繁殖には使うべきではなく、可能な時期に去勢することをお勧めします。
そのほうがストレスも軽減します。

◆獣医師広報板サポーター◆
獣医師広報板は多くのサポーターによって支えられています。
以下のバナーはサポーターの皆さんのもので、口数に応じてランダムに表示されています。

サポーター:新日本カレンダー株式会社ペピイ事業部様のリンクバナー

サポーター:ペットコミュニケーションズ株式会社様のリンクバナー

サポーター:ペット用品通販Gズ\ィエ.COM有のリンクグオー

あなたも獣医師広報板のサポーターになりませんか。
詳しくはサポーター募集をご覧ください。

◆獣医師広報板メニュー
獣医師広報板は、町の犬猫病院の獣医師(主宰者)が「獣医師に広報する」「獣医師が広報する」
ことを主たる目的として1997年に開設したウェブサイトです。(履歴)
サポーター広告主の方々から資金応援を受け(決算報告)、趣旨に賛同する人たちがボランティア
スタッフとなって運営に参加し(スタッフ名簿)、動物に関わる皆さんに利用され(ページビュー統計)
多くの人々に支えられています。

獣医師広報板へのリンクサポーター募集ボランティアスタッフ募集プライバシーポリシー

獣医師広報板の最新更新情報をTwitterでお知らせしております。

Copyright(C) 1997-2024 獣医師広報板(R) ALL Rights Reserved
許可なく転載を禁じます。
「獣医師広報板」は商標登録(4476083号)されています。