獣医師広報板ニュース

意見交換掲示板過去発言No.0000-200911-21

Re:うさぎについて
投稿日 2009年11月12日(木)10時59分 投稿者 プロキオン

ブログの執筆者と診察された獣医師との間で、どのようなやりとりがあったのか分かりませんので、その是非についてまで踏み込む気はないのですが。

最初に飼育したウサギが1週間で死亡して、その生命保証として代わりのウサギがやってきた。そのウサギも同じように病気であること一見してあきらかであったということであれば、これは獣医師とか動物病院とかに関わらず、「商取引としておかしい、健康なウサギであるべきだ」というアドバイスはあってしかるべきだと思います。健康な個体であれば、必要なかったはずの医療費が生じるわけですから。

少なくとも病気に罹っているウサギが相次いで、同じ飼い主さん宅で亡くなるという事が続いてよいわけではありませんし、ショップの方で抱えている病気に罹患したウサギが居なくなって良かったということであってもいけません。
この段階を経て、その飼い主さんが「いえ、縁があって我が家に来たウサギですから、ぜひ治してあげたいので治療してください。」という話になることが望ましいわけなのですが、このスタートの時点での気持ちの確認を怠っていると、2羽目のウサギが治療のかいなく亡くなってしまったときに、トラブルになる事も予想されます。2羽目が亡くなってからショップにクレームを入れても、おそらく相手にされないか、飼い主の責任を持ち出されてうやむやになりかねません。
ショップには、病気でない健康な個体を販売する義務があると思いますが、そこが生き物のむずかしいところです。飼い主さん宅に行ってから発病することもあるわけであって、販売直後のどのくらいまでをもってショップの責任とすることはできません。

最初のウサギが死亡して、その後に渡されたウサギを飼い主さんが自分の子として飼育し、治療しくていく意思があるかどうかを確認するという事は、動物病院としてはあって良いというよりは、むしろ大切な事ではないかと思います。( いきなり返しなさいというか否かは別問題ですが )

要は、どのような口調でどのように話が語られたかでしょう。そこのところがわからないのですから、話した方の意図も話された方の解釈も第三者が斟酌してもしかたのないことのように思います。


ウサギの供給元がショップではなく、個人とか知人宅であった場合は、話はもっとシビアになります。疾病が感染症であれば、そこの御宅がすでに汚染されていることになります。そこからの供給にストップをかけなくてはならないのですが、ショップでないぶん、人間関係にかかわってきて余計に大変な事になると思われます。
嫌な事、言いにくいことであればあるほど、傷口が広がらないうちにと思います。


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