獣医師広報板ニュース

災害と動物掲示板過去発言No.0700-201104-58

Re2:被災地から動物を連れ去らないで(とくに原発周辺)
投稿日 2011年4月7日(木)04時52分 投稿者 K

一般人さんの下記の文章について。
>あるいは、家に残してきた子を助けてほしいと飼主から頼まれて、
>保護されている団体が大勢いらっしゃるのをご存知ですか?
>放射能の検査をみなさんきちんと受けてらっしゃって、
>きちんと証明書も出して頂いている状況であることをご存知ですか?

これは、初期段階の住民避難時の事ではありませんか?

具体的には例示アドレスを出せませんが無数の保護団体が、
活動(発見〜預けまでの道筋)の指針(具体的手段検査方法)を広報(HPブログでの公表)もせず、
ブログなどで活動を感情的というこらいに配信し続けていなす。
20km以内の現場に出向くのに線量計での計測の記述が一切ない団体もあります。
また、最悪の大量被爆となった場合の対処方法・費用分担などを一切明示しておりません。
これは、ボランティアだからといってうやむやにしては言い訳ではありません。

3/12の爆発より現場の近辺では数時間いるだけで1mSvに達する一部地域もありました、
しかし、その地域が公的に発表されているわけではありません。
この様な場所でもう4週間以上24時間外気に晒されている動物を助けることは、専門の装備を持っっていなければ無理なのです。また、治療に関しても町の獣医師では対応できない状況もあり得ます。

今の段階に来てしまっては、個人の想いだけで活動する次元は過ぎているでしょう。
それでも活動する方は、せめて放射線に関する基本知識と、線量計を持って現地に出向いてください、
そして危険だと思ったら例え弱った動物がいようとも撤退する勇気も必要だと思います。

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