獣医師広報板ニュース

イヌ掲示板過去発言No.1100-199908-12

凶暴な性格の犬、咬む癖の犬 つづき1
投稿日 1999年8月6日(金)22時35分 外崎洋二郎

凶暴な性格の犬、咬む癖の犬が
去勢により或いは躾け方、接し方、そして訓練所で改善されると
信じている飼い主の方が居られるならそれは無駄な事です。
去勢により或いは躾け方、接し方、そして訓練所で改善される程度
の性格ならそれは凶暴な性格の犬ではありません。
単なるやんちゃな犬、言う事を聞かない犬と凶暴な犬とは全く異なります。
人間様にむやみやたらに攻撃的に咬みついてくる或いは襲撃してくる犬は、
どんな方法を取っても矯正することは不可能に近いと思います。
人間様に意識的であろうがなかろうが襲いかかると言う事は、生きた凶器
であります。
「包丁」も美味しい料理に使われている限り切れ味の良い包丁として重宝
がられますが、いったん他人に殺傷の道具として使用された場合には、
包丁ではなく「凶器」であります。
どんなにわが子として可愛がっていても凶器化した飼い犬を平然として
飼育するという事は人間様の市民社会から非難されて然るべきでしょう。
人に喰いつくと言う事は、極論すると人を殺すと言う事にも連なります。
現実に殺人迄に至った喰いつき事故はいくつでもあります。
それでも「忍びない」からと言って飼い主は平然としておられますか?

>大型犬のわがままは許されません。
小・中型犬のわがままは、許されるのでしょうか?
人間様の社会に生活していく犬は大・中・小型を問わずわがままは
許されるべきものではないはずです。
それとも、大型犬特有のわがままと言うものが存在するのでしょうか?
最後に、
大型犬だからと言って訓練所に出さなくてはならないという表言には
?です。
どのような犬種を飼うかは飼い主のT.P.Oに合わせて飼うのが重要であって
訓練所に出さなくては飼い犬の制御が効かないようでしたら最初から大型犬
を飼うのは止めた方がお互いの幸福の為だと思います。
犬は、狼社会と同じようにアルファー(A:集団のボスの意)が必要なのは良く
言われている事ですが、飼い主がそのアルファーにならなくては大型犬の場合
躾けは大変だと、りきさんは力説しておられるようですがその通りです。
飼い犬がアルファーになってしまったら家庭崩壊と同じ悲哀を感じると思います。
『犬と人との幸福な生活』をより多く市民権を得る為にも凶暴な性格の犬
、咬癖のある犬と血統は淘汰駆逐し、平穏な市民生活による『犬と人との
幸福な生活』を過ごしたいものです。





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