こんにちは、わに語りのやぎねこです。
今日は、うちにわにが来るまでの事情を語らせてくださいな。

あれは、１７年前の９月下旬、そう今くらいです。
単身赴任中で、いつもなら週末にしか帰らない父が、平日の夜に帰宅すると
電話してきました。

ぴろろろ〜。
「はい」
「お父さんだけど、これから帰ります」
「うん」
「犬を連れて帰ります」
「うん……、え゛っ？！」

長い長い社宅生活の末に引っ越した一戸建て。
最初から、父は動物を飼いたいと云っていました。
赴任先で、お酒を呑んで帰る途中にペットショップがあるとかで、ときどき
酔って電話をかけてきました。
「とっても可愛いわんちゃんがいるんだけどな。お父さんを見て、すごく
嬉しそうにしっぽを振るんだけどな。あの子はお父さんに飼ってほしいって
云ってるんだと思うけどな」
でも、父はそれまでも、そのときも、そしてそれからも単身赴任なのが
わかっていたので、代わりに世話をしなければならないからと家族は
大反対でした。
なにしろ、父のイチオシは『ちゃぼ』だったんです。

皆さんのおうちのわんちゃんたちは、どんな風にして来ましたか？。
家族会議で決めて、ペットショップに行きましたか？。
小学生の子供さんが、「飼って」と拾って来ましたか？。
それとも、わんちゃんが「ここんちの子になりたい！」と選んで来たのかな？。

うちは、父が強引に連れてきました。

つづく（←おいっ）