うなぎいぬさんへ。
ダニにもいろいろな種類があるのですが、犬によくついて、目で見てわかるのはマダニです。
吸血前のマダニは犬の体のあちこちを動き回って、食いつきやすい柔らかな皮膚を探します。
「ゴマ粒大の薄っぺらな形で茶色い」のは動き回っているときです。
吸血中はガッチリと皮膚に食い込むので動きません。
その場でじーーっと血を吸いながらアズキ粒くらいの大きさになるまでふくれます。
血を吸うと赤黒くなります。これは、吸った血の色が透けて見えるからです。
そして、満腹になるとポロリと落ちます。
頭や顔や脇の下以外にも食いつきますが、ダントツに頭と顔と脇の下が被害ポイントです。
動いているのを見つけたときは、薄っぺらくて足をモジャモジャ動かしているのがダニ、
目にも止まらぬスピードで逃げ回る黒い粒がノミだと思うといいですよ。
吸血前のマダニは、これが生き物?と信じられないくらい、ホントに薄っぺらです。
爪と爪でかなり力を入れてすりつぶすようにして殺さないと死なないくらいホントに薄っぺらぺらです。
ノミがいるかどうかはノミ本体を見つけるよりもノミのフンを見つけるほうが簡単です。
しっぽの付け根(背中のラインの延長線)の毛をかきわけて小さ〜な黒い粒々があったら、
それをティッシュに取って水を垂らしてみてください。
ほわ〜と血の色ににじんだら、それはノミのフンですから、ノミ本体がいる証拠です。
ノミ本体はとても小さいので、ノミの手足は肉眼ではなかなか判別できません。
なので「素早く動く黒い粒」にしか見えません。
見つけたときは素早くつまみとるようにつかまえて、逃がさないようにそのままギュッとつまんだまま洗面器などの水の中まで持っていき、
爪と爪で力を入れてつぶしてください。
ノミをつぶすとプチッという感触があります。薄っぺらいマダニにはこの感触はありません。
水の中でつぶすのは逃がさないためと、つぶしたときにノミの卵を飛び散らかさないためです。
ノミはものすごいジャンプ力なので、いったん逃がすと再び見つけるのは困難です。
緊急事態ではないので、かゆいのはちょっと我慢してもらいましょう。
火曜日に病院でスポットタイプの薬をもらうといいですよ。

たちうおさんへ。
ノミは透明じゃなくて、たちうおさんが見たとおり「ゴマの半分くらいの大きさの黒い粒」でーす。
モニョモニョモニョとすごい速さだったでしょ?
マダニのような吸血専門のダニは肉眼でも見えますが、
チリダニのような吸血専門でないダニはなかなか肉眼では見えません。
チリダニは、チリやホコリや食べ物のカスや、
生き物から落ちたもの(はがれた皮膚や落ちた髪の毛やフケなど)を食べています。
病院の先生がおっしゃった「じゅうたんの裏で大発生」はこのタイプ。
ま、そんなのがいるのは気色悪いし、アレルギーの原因になったりするけれど、チリダニは命にかかわる悪さはしません。
バ○サンを焚いても固い殻に包まれた卵は死なないから、撲滅効果はイマイチ。。。
ノミ取り粉やノミ取り首輪は、それをつけている近くには寄せつけないというだけで、
それが届かない部位はノミ天国になります。
効果がないとは言わないけれどノミ取り粉やノミ取り首輪は効果は薄い←きっぱり。
ノミ取り粉やノミ取り首輪は舐めたり噛んだりすると副作用が恐い←ゲーしたりぐったりしたりする。
その点、垂らすお薬なら効き目が確実で安心です。
小梅ちゃん、桃ちゃん、大正解♪