獣医師広報板ニュース

イヌ掲示板過去発言No.1100-200311-200

Re:噛みくせ
投稿日 2003年11月26日(水)13時59分 パールちゃん

もんちょさんへ。
犬にとって人間の手や足は最高の遊び道具です。
手は指先がヒラヒラ動いてあっちこっち急に向きを変えるすごく魅力的な獲物。
足は2つが交互にスタスタと動いて急に曲がったり急にUターンしたりして追いかけがいのある獲物。
手も足も狩りごっこ≠ノは最適な、すごくおもしろい相手です。
動くものを追って噛みついて倒すのはイヌの本能ですから、
相手(手や足)が反応(やめさせようとして手で頭を突き放したり、噛まれるのがいやで逃げたり)すると、
ますます狩りごっこ≠ェおもしろくなってしまいます。
だから、そういうときは早く獲物に対して興味を失わせるために、
「もう死にました〜」と手や足をじっとさせてしまうといいのです。
動きを止めて無視をするということです。
仔犬にしつこくじゃれつかれて「もう、やめなさい」と思うとき、
母犬はピタリと動きを止めて仔犬を無視します。
それでも仔犬がまだしつこくじゃれてくると母犬は、
「いいかげんにしなさいっ」と仔犬の首ねっこをくわえて地面に押さえつけます。
それと同じで、要は動きを封じて好き勝手なことはさせないぞという気迫が伝わればいいのです。
首のうしろの皮だけをつかむとバタバタもがいて起き上がってしまいますから、
押し倒したら頭と肩を片手で、お尻を片手で押さえ込むといいです。
体重をかけたり、床にギューギュー押しつけちゃいけませんよ。
犬が起き上がれないようホールドしちゃえばいいのです。
犬がもがくのをやめてじっとしてから、手を離します。
じっとするのは「はい、わかりました。これからは言うことをききます」の意味です。
「わかりました」と言ったくせにまたじゃれついてきますが、
これを繰り返していくうちに犬は力関係を学んで、強い相手に従うことを覚えていきます。

もんちょの階段待ち伏せ≠ヘ、
遊びをより楽しくするアイデアとして生み出した狩りごっこ応用編≠ナすね。
もんちょはやっぱり頭がいい♪

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