クリスマスさんへ。
ご主人や子どもさんたちに対しては、なつかないというだけで、
怖がって逃げたり隠れてしまったりする状態ですか?
お宅に来てから何日くらい経ったのですか?
その子が以前どんなふうに飼われていたかわかりませんが、
おそらく新しいおうちに来て不安でいっぱいなとき、あなたがいちばんやさしく接してくれたのでしょう。
だから、頼るのはこの人、この人の近くにいれば安心、そう思っているのだと思います。
ご主人やお子さんたちがやさしくやさしく接していればきっとなつくようになります。
時間をかけて根気よく愛情を注いであげてくださいね。
静かにお留守番をすることを覚えるためには、��ごく短時間の孤独�≠ｩら練習をしてみてください。
部屋に置いてドアから出る、すぐに戻る、また出る、またすぐに戻る、
これを繰り返し、置いておく時間を10秒から1分、1分から10分と、少しずつ少しずつ長くしていくのです。
吠えているときに戻ってはいけませんよ。「吠えたから戻ってきてくれた」と思ってしまいますから。
鳴きやんだときに戻ってあげてください。
食べ物を待たせる��おあずけ�≠ﾌ応用で、��待て�≠�覚えさせる方法もあります。
��待て�≠�言われたらその場でじっとしている練習です。
��待て�≠ｪできるようになれば、お留守番をさせるとき「待っててね」という言葉を使えるようになります。
練習するうえで大切なのは、待っていれば必ず帰ってきてくれるんだと理解させてあげることです。
いなくなってしまったという不安を、帰ってきてくれるんだという期待が上回るようになれば、
ちゃんとお留守番ができるようになりますよ。

うちには5歳から我が家の仲間入りをした犬がいます。
犬の不安と緊張を察してあげて、ゆっくり時間をかけてひとつひとついろいろなことを教えました。
5歳の犬でも、もっと歳を取った犬でも、なんでも覚えます。なんでも理解します。
目に見える仕草や耳に入る鳴き声だけでなく、犬の心に寄り添ってあげてくださいね。