獣医師広報板ニュース

イヌ掲示板過去発言No.1100-200404-75

十夢のパパさんへ
投稿日 2004年4月13日(火)14時25分 投稿者 パールちゃん

注射タイプのフィラリアの薬は6ヵ月毎ですから次は10月でいいと思います。
厳密にきっちり6ヵ月後の10月○日でなくてはならないということはなく、接種予定日の前後何日間かのうちにという幅があるはずですから、その点は病院で確認してください。
ちなみに、月1回投与の経口タイプのフィラリアの薬は効果失減まで1ヶ月+2週間ほどの幅をもっていますから、投与を忘れてしまったり体調が悪かったりしても投与予定を過ぎても1週間以内に飲ませればミクロフィラリア駆除効果は確保されます。

それとですね、十夢のパパさん。
注射タイプのフィラリア薬のメーカーは狂犬病の予防注射とは同時接種しないようにとの通達を出しています。
このこと、獣医さんは知らないはずはないと思うのですよ。
「そういう通達がありますがたぶん大丈夫ですから同時にやりましょう」という話は出ましたか?
それについて十夢のパパさんが納得して「はい、やってください」という話になったのならいいのですが、老婆心ながら心配になってしまいました。

注射タイプのフィラリア薬は新薬として2002年春に接種解禁となって以来、重篤な副作用や死亡例が報告されたため、飲ませるタイプより便利だな〜と思いながらも私は注射を選択していません。
けしてこの考えを押しつけるわけではありませんが、注射フィラリア薬の副作用についてよく調べるとともに、獣医さんと念入りな相談の上で接種することをおすすめします。
現在、フィラリア予防の薬は、飲ませるタイプ・注射するタイプ・皮膚に垂らすタイプの3方法があり、どれもメリット・デメリットをもっています。
それをくわしく説明してくれて、飼い主に理解・納得・選択の機会を与えてくれるのが信頼できる獣医さん≠セと思います。

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