獣医師広報板ニュース

イヌ掲示板過去発言No.1100-200405-58

Re:しつけ教室
投稿日 2004年5月14日(金)16時29分 投稿者 りんママ

こんにちわ 
しつけをする上で一番大切な事は、パールちゃんから判りやすいお返事がついてます。

しつけ教室に来られる飼い主さんの中に、
可愛がる事と甘やかす事を混同されている方がいます。
『甘やかす事』と『可愛がる事』は、根本的に違うのです。

たくさん可愛がると、イヌは『誰にでも好かれる子』になります。
どんどん甘やかすと、イヌは『手の付けられない子』になります。
この違いは、ヒトとイヌが共存する上でも大切なことです。

可愛がる=愛するという行為の中には、『良いこと』と『いけないこと』を教えなければいけません。
イヌの健康を考えると、ヒトの食べ物をイヌがほしがるからと与え続けると、イヌを病気にさせてしまいます。
飼い主の責任と義務の中にイヌを管理することもあって、『いけないこと』の中には、イヌの命に関わることも含まれるからです。

それで、愛されるイヌになるには、イヌがイヌの言葉を覚える必要がありますし、飼い主もイヌの言葉を覚えることが必要ですね。
何故その行為をするのか?を知る為にも必要です。
イヌの表情や尻尾の状態をその時々の状況を観察してみてください。


さて、前置きが長くなりましたけど、

飛びつきと引っ張りぐせは、おやつに反応する子の場合覚えも早いです。
wakaちゃんは、「お座りsit」、「伏せdown」、「待てwait」、「おいで(コイ)come」どうですか?
フードを上げる前に、お座りや待てをさせていますか?
名前を呼べば、必ず注目しますか?


>飛びつく
飛びつけないように腰を低く落とすか座ってください。
wakaちゃんが落ち着くまでは、目線をそらして声をかけないでください。
落ち着いたら、お座りをさせて、大げさに褒める。この時におやつを使ってもよいです。
これの繰り返し、慣れてくれば、おやつ為しでも言うことを聞きます。
イヌが興奮している間は、無視をしてくださいね。
反応すればするほどイヌは興奮しますから。
パールちゃんの小技にちょっと追加

>引っ張りぐせ
リードが長いのでイヌに余裕が出来ます。イヌの行動半径を狭くすれば良いのですから。
イヌを左側において、左手でリードの中央を持ち身体の後ろから右手にりードの輪を持つ。
多少引っ張られても、リードを両手で持つ事になり身体全体で踏ん張れますので大丈夫ですよ。
イヌが行きたい方向に飼い主が進路を合わせない。
お散歩中に、名前を呼んで名前を呼んでアイコンタクトが出来れば褒める(おやつを使っても良いでしょう)タイミング良く出来たら褒める、タイミングが外れると無視これの繰り返し。

>人に飛びつかないようにwakaと居るときは他の犬には近づかないようにしています。

これは、側に飼い主さんがいてもですか?
だとすると、好ましい状態とは思えません。
せっかくイヌの挨拶を覚える機会をつぶしてしまいますから、
飼い主さんが一緒の場合には、一言断りを入れて接触をさせてあげて欲しいです。

イヌのしつけ方教室は、行政が行っている地域もあります。
お住まいになっている地域の情報があるかもしれませんよ。

獣医師広報板地方自治体の動物愛護・保護活動リンク集
http://www.vets.ne.jp/link/pc/6110.html

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