獣医師広報板ニュース

イヌ掲示板過去発言No.1100-200405-83

Re:2匹目の犬
投稿日 2004年5月24日(月)01時21分 投稿者 パールちゃん

ユミさんへ。

片方は家の中で片方は家の外というのはよくない状況だと思います。
2匹をなかよくさせたいという願いに反し、
今の住み分けは2匹をなかよくさせないための方法になってしまっています。
2匹お互いそれぞれが身内として相手を認識しやすくするためには、
同じ空間で過ごさせないとうまくいかないでしょうね。

犬種特性の点からも今の状態はよくない選択です。
シェルティーは牧羊犬です。
主人と、その持ち物であるヒツジを守ることが使命です。
この守る≠ノ、家の外にいる得体のしれない生き物は含まれていません。
含まれていないどころか、外敵とみなす場合もあります。
かたや紀州犬の血を受け継いでいる犬は、
人に寄り添い、人に忠実たらんとする生き方を良しとする特性をもっています。
今はまだおチビですから無邪気にじゃれつくだけでしょうが、
成長するにつれ自分だけ外で飼われていると疎外感を感じるようになることもありえます。

以上のことを踏まえ、飼い方を変えることができるならすんなりとうまくいくと思います。
2匹を同じ空間で飼うことができれば、
シェルティーは年下の仲間も含め、みんなを守る良い犬になるでしょう。
先輩に受け入れてもらうことさえできれば、その庇護のもとでおチビも良い仲間になるでしょう。
犬種特性を発揮させてあげることができれば問題は解決すると思います。

◆獣医師広報板サポーター◆
獣医師広報板は多くのサポーターによって支えられています。
以下のバナーはサポーターの皆さんのもので、口数に応じてランダムに表示されています。

サポーター:新日本カレンダー株式会社ペピイ事業部様のリンクバナー

サポーター:ペットコミュニケーションズ株式会社様のリンクバナー

サポーター:ペット用品通販Gズ\ィエ.COM有のリンクグオー

あなたも獣医師広報板のサポーターになりませんか。
詳しくはサポーター募集をご覧ください。

◆獣医師広報板メニュー
獣医師広報板は、町の犬猫病院の獣医師(主宰者)が「獣医師に広報する」「獣医師が広報する」
ことを主たる目的として1997年に開設したウェブサイトです。(履歴)
サポーター広告主の方々から資金応援を受け(決算報告)、趣旨に賛同する人たちがボランティア
スタッフとなって運営に参加し(スタッフ名簿)、動物に関わる皆さんに利用され(ページビュー統計)
多くの人々に支えられています。

獣医師広報板へのリンクサポーター募集ボランティアスタッフ募集プライバシーポリシー

獣医師広報板の最新更新情報をTwitterでお知らせしております。

Copyright(C) 1997-2024 獣医師広報板(R) ALL Rights Reserved
許可なく転載を禁じます。
「獣医師広報板」は商標登録(4476083号)されています。